天王寺・阿倍野散歩2022年12月25日 21時04分08秒


(近鉄百貨店本館の屋上から、あべのハルカス)

奈良から見ると大阪の入り口、子供の時からなじみがある大阪第三の商業地、天王寺・阿倍野ですが、近年は和歌山方面に行った帰りに立ち寄ったりするくらいで(6月にも和歌山の帰りに少し寄った)、町を歩くことはほとんどなくなってしまいました。

あべのハルカスができてからの近鉄百貨店も見に行ったことがなかったので、クリスマスで盛り上がってるだろう天王寺に行ってみることにしました。

環状線を天王寺で降りて、今はMIOプラザ館となっているステーションデパートに行ってみましたが、中は改装されて別物のショッピングモールになっていたものの、駅のコンコースを中二階がぐるりと取り巻く特殊な造りは変えようがないらしくて昔のまま。
相変わらず、自分がどこを歩いているのか分からない、迷宮状態の駅ビルのままでした。

(天王寺駅・中二階)

続いて、近鉄百貨店あべのハルカス本店へ。
元々の本館に、ハルカスがタワー館としてくっついた形になってるのですが、そのつなぎ目の部分が巨大な吹きぬけになっていて格好良く、また新旧2館のフロアの高さが微妙にずれている(旧館には3階の上に3.5階なんてものもあった)あたり、昔ながらのデパートという感じがします。

旧館の屋上には庭園があって、イルミネーションが行われてましたが、その向こうに高さ300メートルのハルカスがそびえたつ様子は、かなり見ごたえがありました。寒かったけど。

(左が旧館)

HOOP、キューズモールという比較的新しいショッピングモールを見てから(ここはどちらも行ったことあり)、80年代の阿倍野再開発で作られた「あべのベルタ」へ。

ここができた時は、東急ハンズのそごう版とでもいうべき「あべのホップ」がメインテナントで入ってまずまず人気だったのですが、そごうの破綻などもあってあっという間に衰退。
天王寺駅からちょっとだけ遠いし、もっと近い場所にショッピングモールが大量にできるしで、非常にさびれてしまっていました。

10年ほど前に見た時はイメージとのギャップでかなり驚いたものですが、今見ると当時とさほど変わりないようで、最低限のテナントで営業は続いているようです。
そこまで不便な場所でもないし(地下鉄阿倍野駅直結)、すぐ隣のキューズモールとの落差がひどすぎて、なんだかかわいそうですが。

(あべのベルタ)

昔のままの町にハルカスのような未来的な巨大商業施設が乗っかったような、天王寺はそんな不思議な町になっているような感じでした。
良くも悪くも、大阪的かもしれません。

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