去り行く1032018年04月15日 19時57分56秒




今日、京阪電車に乗っていたら、並走するJRの奈良線を何やら銀色に青帯の電車が駆け抜けていくのを見て驚いた。奈良線の各停と言えば、グリーンの103系と相場が決まっているはずだ。
調べてみたら、どうやら阪和線から205系というのが転入してきているらしい。この205系にしても昭和の車両らしいから新車とは全然言えないが、それでも奈良線にとってはバリバリの新車である。なにせ銀色なのだ。

103系と言えば、つい去年の秋まで大阪環状線でも走ってたくらいで、ローカルな奈良線から消えるのはまだ先だろうと思っていたが、どうやらお別れが近いらしい。知らなかったが、大和路線からもこの1月にすでに引退したそうである。
子供の時から、あまりにも身近に当たり前で面白くもなんともない車両だったこの103系も、間もなく博物館でしか見ることができなくなるのだろう。十年ほど前からは乗る度に写真も撮るようになった(その前はそもそも被写体だとは思ってなかった)が、ある日突然いなくなってしまいそうだから、今のうちにせいぜい乗っておくとしよう。