熊本の夜2017年06月03日 22時51分58秒




今年二回目の九州旅行で、一泊二日でいつものメンバー四人で熊本に来ています。
まちなみ街道的には完全に空白エリアだった熊本県ですが(ここもやはり重伝建地区がない)、これで何か所か取材を行うことが出来ます。今日は山鹿の町並みを訪れましたが、明日は松合などに立ち寄る予定です。

今日の夜は、八代の南にある日奈久温泉の「金波楼」という有形文化財の旅館に泊まりますが、ここがまた素晴らしい。明治43年築だそうですが、これだけ立派な造りの古い旅館と言うのはなかなか貴重じゃないかと思います。

続・金波楼2017年06月10日 20時24分04秒







という訳で、熊本旅行から一週間。予定通りに松合と三角西港を訪問して、宇土半島をぐるっと一周することになりましたが、もうまるっきり夏のドライブという感じでした。

しかし、日奈久温泉の金波楼は良かったです。ここは一泊程度で帰るようなところじゃなく、何日か滞在しないともったいない感じでした。機会があれば、また泊まってみたいですね。

世界遺産・万田坑の竪坑櫓2017年06月18日 20時23分12秒







先日の熊本旅行の日程打ち合わせの際(1泊2日にも関わらず、参加メンバーの立ち寄り希望地が輻輳したため珍しく実施した)、うらみち管理人が「万田坑には行かないのか」と言い出した。
万田坑は先日、「九州・山口の近代化産業遺跡群」の一つとして世界遺産登録された、三池炭鉱の中心だった場所なのだが、三池と言えば福岡だと思い込んでいたので、虚を突かれた気がした。
写真を見ると、立派な竪坑櫓が現存していて、これは見に行かねばならない。というのも、ちょうど今竪坑櫓の出てくるものを書いているので、実際に見ることができるのなら大いに参考になるはずなのである。
そういう訳で、日程がさらにタイトになるのを承知で、万田坑を一日目の目的地に追加したのだった。

現地で見学ツアーに参加し、設備を一通り見てきたわけだが、やはり目の前にあの竪坑櫓がそびえ立っているのを目にすると非常に迫力があり、テンションが上がった。で、想像に基づいて書いていたのと比べてどうだったかと言うと、実は案外違いは感じられず、原稿の大幅な手直しにまでは至らなそうである。一応はそれなりに資料に基づいて書いていたから、そんなに無茶なことは書いていなかったのだと思う(一部、以前訪れた生野銀山を参考にしたりはしていた)。
実物を見たことがプラスに影響するのは確かにしても、しかし取材が全てでもないな、ということが改めて感じられたのだった。

町並み写真館「三河大野」2017年06月25日 19時47分20秒




まちなみ街道の町並み写真館に、「三河大野」の町並みを新規掲載しました。
そちらにも書きましたが、やはりここは鳳来館が素晴らしく、中の喫茶室で紅茶を優雅に飲んだことが強く印象に残っています(昼食は駅近くのディープそうなラーメン屋)。
正直なところ、ここが残っていたかどうかで町の印象が全く違うだろうというくらいの存在感がありました。

飯田線の三河大野駅も良かったですが、近くにあのような立派な町並みがあるとはちょっと想像しがたい、いかにも山あいの小駅らしい雰囲気でした。