連休中盤、奈良散歩2017年05月07日 10時31分40秒





(御所)


(郡山城)

五連休の中盤は、ほとんど夏のような空が広がる見事な快晴。屋内にいるような気分にはならないが、もちろん人込みの中に突入するのは避けたい。
それで、整備事業が完了した郡山城と、行く度になぜか微妙に薄曇りだった御所の町並み、いずれも奈良県内の二か所に出かけることにした。郡山城のほうは一応大和郡山市における観光のエースだが、桜の時期以外に混みあっているのはまず見ない。

御所はかなり久しぶりだったが、特別に保存地区などに指定されている様子もない割には、ほとんど様子は変わっていなかった。滞在していた間、観光客には一人も出会うことがなく、ごくのんびりと撮影して回ることができた。
郡山城も、さすがに何人かの来訪者は見かけたものの、観光地という雰囲気では全くなく。
一大整備事業で天守台の石垣が見事に修復され、樹木がほとんど伐採されてしまったこともあって、威容を誇っていたその様子がはっきりとわかるようになった。新設された展望デッキからは、奈良盆地をぐるりと見渡すことができて、まさに絶景である。
その反面、樹木に覆われていた頃の趣は失われてしまった。郡山城と言えばそういうものだ、という子供の時からの記憶があるので、やはり寂しさを感じてしまうのも否めなかった。