復活の先代機2015年11月23日 20時09分08秒



コンパクトな筐体デザインと、十分な性能(Core2DuoE8400)に満足して五年間使った先代のメインデスクトップ機(hpのs3440jp)だったが、二年前の夏に電源回りの不良と思われる故障で起動しなくなり、泣く泣く今のメイン機(Ivy BridgeのCorei7 3770)に交代させたのだった。
それ以来、もったいない、いつか復活させられないかと思って捨てずに置いてあったのだが、小型の筐体と特殊なミニ24ピンコネクタがあだとなって、電源交換を行うのはやはり困難であることが分かった。
そもそもこの機種は、電源回りなどの排熱に問題があるらしく、同じような症状で故障している個体が非常に多いようだ。小型筐体の設計に、そもそも無理があったようだ。

ところが先日、PC関係の記事を見ていたら、何と電源ユニット不要で、汎用のノートパソコン用ACアダプターで動かせるマザーボードというのがあることが分かった。これに交換してやれば、復活させられるはずだ。
CPUはオンボードで、セレロンとは名ばかりのATOMベースのセレロンJ1900、省電力ぶりは素晴らしいが、当然性能には期待できない。と思ったら、何と贅沢にもクアッドコアらしく、どうも元々のCPUだったE8400と遜色ない性能が出るらしい。それで普通にRAWデータの現像処理などをやっていたわけだから、十分以上だろう。一万数千円でこういうものが買えるわけだから、技術の進歩は恐ろしい。

と言うわけで、さっそく購入して、交換作業を行ってみた。HDDとか光学ドライブは元のを使うから、費用はほぼマザーボード代だけである。
いつも「改造バカ」高橋敏也氏のネット番組なんかをさんざん見ているくせに、マザーボードを買ったのは、実は初めて。知識はあるからとやってみたが、メモリーの取り付けスロットを間違えて起動しないという失敗に焦ったりはしたものの、どうにか作業完了することができた。
さすがに、元のVISTAには対応していないということで起動はできず、それならとインストールしたのはおなじみXubuntu14.04LTS。今までは、非力なXP機のリサイクルのために使ってきたXubuntuだったが、今回はWindows10でも普通に動かせるスペックのマシン。
当然というか、軽々と動作させることができて、Linuxの実力を初めて知ることになった。

せっかく復活したので、ちょうど最近片付けが終わった元物置部屋に配置することにした。もちろんWine1.7で秀丸も難なく縦書きで使うことができるから、書斎PC気取りで使ってやろうかと思っている。