夏の静岡20152015年08月23日 17時11分23秒



夏休みの残りで金曜日を休みにしたので、さて電車に乗って山陰にでも行こうかと思って計画を考えたのだが、ところが前線の影響で天気予報がどんどん悪化していく。せっかくなら、晴れている日に出かけたい。
全国の予報を見ると、静岡なら天気がよさそうだ。静岡といえば、大学の後輩が住んでいる関係で、以前は毎年のように夏には遊びに行っていたのだが、その後輩が忙しくなってきて、ここ数年は出かけていない。ちょうど、焼津の花沢が県内初の重伝建地区に選定されたということで、一度見に行こうかと思っていたから、ちょうどいい。
後輩に連絡を取ってみたら、仕事が早めに終わるということだったので、じゃあ晩飯でも食おうかということになった。

昔と同じパターンで、焼津までは新快速とこだま(一駅だけの特定特急料金)と名鉄特急(特別車)などを乗り継ぐルートで到着。京都を出た直後以外はほぼ全線座って行くことができた。豊橋あたりからはずっと晴れていて、焼津も駅前あたりは陽が射していたが、肝心の山のほうを見るとものすごい黒雲が出ていたため、花沢は翌日に回してそのまま静岡市内へ。
後輩と晩飯を食った後、繁華街をぶらぶらしたが、久々の静岡は再開発などが進んでいて、段々政令市っぽい雰囲気になってきていた。仙台を小さくしたような感じ。

結局翌日も、後輩の家族と一緒にお昼を食べることになり、午前中にレンタサイクルで花沢を巡った後、浜松方面へ。学生時代から知っている奥さんにも十数年ぶりに会ったが、全く変わっていないのには驚いた。それから遠州森まで車で連れて行ってもらい、久しぶりに後輩と町並み歩きをしたが、車内で延々とギャグ混じりの会話をしたり、そういうのは何年たっても変わらない。

帰りは、浜松から米原まで直通の新快速に座れたため、もう凝ったことはやめてそのまま帰ってきたが、二時間半の乗車のうちに陽も暮れてきて、濃尾平野に落ちる夕日を見ながらの汽車旅となった。これも夏の終わりという感じがして、趣深いものだった。

(花沢重伝建地区)

(遠州森)

(日没後、岐阜市付近にて)