7年越しデジタル現像2013年01月22日 23時14分23秒

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LightRoomをいじっていてふと思い出したのだが、そう言えば初代のGRDigitalを買った頃に、確か一度RAW撮影を試したことがあるはずなのだった。撮影はしたものの、その頃は現像手段がなくて、そのまま放置することになったはずだ。

試しに、その頃の写真を保管してあるフォルダを調べてみると、確かにRAW(DNG)で撮影した神戸の写真が何枚もある。
JPEGとの同時記録になっていたので、現像して比較してみると……カラーノイズが大幅に減少し、しかも飛んだりつぶれたりしていた箇所の階調がよみがえって、別物のような写真になっているではないか。

全てRAW撮影しているDP1では、シグマの現像ソフトがバージョンアップされる度に、昔撮った写真の画質が改善していくのを実感していたが、こちらは何せ7年の時を経ていきなり最新のソフトで現像しているので、ギャップが大きい。

それにしても、やはりRAWで撮っておくのは有効なんだなと改めて思った。裏返して言えば、デジタル写真はフィルムに比べると技術的にまだまだ未完成ということなのだろう。
今もかなり多くの場合RAW撮りしているのだが、もしかしたら今ニコワンで撮っておいた写真が、十年後の技術ではフルサイズ並に、なんてこともあるかも知れないね。