電気走行時代

点検のために運転していなかったはずの四号機が爆発したらしい、というニュースを聞いて耳を疑ったのだが、プールに浸かっていた使用済の燃料が充分に冷却できなくなったのが原因らしいと言う。去年の終わりに停止させた炉の燃料が、大量の水を蒸発させるだけの熱をまだ保っているのだ。

つまり原子力というのは、例え運転を止めたと言っても、常に何かケアをし続けてやらないと、そう簡単には安定状態にはならないのである。これでは一号機から三号機が落ち着く日なんて、当分来ないだろう。最低数ヶ月は冷やし続けてやらなければならないのではないか。この状態でそんなことが出来るのだろうか。作業している方々も、すでにかなり被曝しているはずだ。昨日までは1ミリシーベルトで騒いでいたのが、今日は一気に400ミリシーベルトというのだから。

よくもこんな不安定なシステムを使い続けてきたものだ。人類には、核エネルギーはまだ早すぎるのではないか。

NHK見てたらあの嫌な緊急地震速報、今度は静岡というので身構えたが、こちらはマンション一階のせいかほとんど揺れは分からず（京都は震度2らしいが）。直後の緊急チャイム（昭和天皇崩御のニュースでも流れた、あれです）の音で、「震度6以上だな」と思った。
直下型の、浅い深度の地震のようだ。長野の時も思ったが、震度6強なら本来はこれだけで大きなニュースなのだが。
しかし、震源がほんとに西に移ってきてるような。