町並みはあまりに遠い2011年01月24日 19時18分44秒


さて、どうにか更新はしたものの、昨年ただ一度の取材旅行での立ち寄り先である宮島をもう使わなければならない辺りが苦しい。実際、ストックとしては北陸と四国、九州はあと一回分ずつしか残っていないという状況である。
年明け以来まずまず調子が良いので、どこかへ行こうかと思わないでもないのだが、考えてみると本当に行きたい町並みはもう青森、秋田、大分、宮崎、鹿児島という、一番遠いところしか残っていない。最近重伝建選定となった茨城の真壁なんかも行きたいのだが、どうも交通手段がほとんどないらしくて、結局東北や九州まで行くのと時間的には変わらなそう。リンクしている「郷愁小路」さん辺りを眺めながら色々考えてはみるものの(うん、銀山温泉もいいな)、結局足が動かない。

もっとも、冬場の有名町並み取材は冷静に考えると結構辛い。観光客が途切れるのを待ち、雲間から太陽が出るのを待ち、などしていると北風で凍えてくる。それでも、古い町並みを歩いているときは頭の中の何かが完全に切り替わっているので、案外平気だったりはするのだが。まあ、せめて春まで待つ方が賢かろうとは思う。