弟は新幹線を見に2010年09月15日 21時20分11秒


ずいぶん前から読んでみようとずっと思っていた、江國香織の「間宮兄弟」をやっと読んだのだが、これが非常に面白くて、一気に読んでしまった。うちも二人兄弟なので、こういう雰囲気は分かる。しかし、冴えないけども悪いやつじゃない、という兄弟を、良くもこれだけリアルに造形したものだと感心することしきり。

絵柄的には、何となくキリンジ兄弟を思い浮かべて読んでいた(さすがにキリンジの二人がそこまでもてないとは思わないが。兄は結婚もしてるし)わけなのだが、そのキリンジのニューアルバム「BUOYANCY」をようやく入手した。ようやく、というのはCDショップ三軒目でやっと入手したからなのだが、しかし最近のCDショップはどんどん品揃えが悪くなるね。これじゃamazonの利用頻度が上がる一方だ。
今回のアルバムでは、「夏の光」はもちろんだが、弟作品の「空飛ぶ深海魚」が良いと思った。兄の方はいつものごとく変な曲目白押しという感じだが、「都市鉱山」が特に面白い。