最後の一行2010年09月10日 22時04分14秒


森見登美彦の最新作、「ペンギン・ハイウェイ」を読んだ。京都を舞台にした今までの作品群と比べてSF色も濃く、かなり趣が違うのでどちらが良いかというのは難しいが、個人的好みとしては京都ものの方がいいかなとも思った。
ただ、台詞回しのうまさは相変わらずだし、何よりもラスト一行が非常に切なくて心を打たれる。この小説もやはり僕としては二重丸をつけたいなと思う。