廃市 ― 2010年07月03日 20時22分37秒

福永武彦の「廃市」を、十数年ぶりに読み返してみた。無数の掘割が巡らされた町に、卒業論文を書くために滞在しに来た大学生の視点を通じて、古びた町の趣とその町に暮らす人々の心の動きが描かれる短編だが、その描写があまりに美しく、心を打たれる小説である。
町のモデルは柳川辺りではないかと思われるのだが、できればつげ義春の絵でその町の風景を見てみたい、そんなことを思ったりする。
(写真は近江八幡です)
夏の光 ― 2010年07月09日 22時50分54秒

キリンジのニューシングル、「夏の光」を早速買ってきた。
今までキリンジの曲にはありそうで無かった「音壁」系のアレンジなのだが、夏の曲で音壁系と言えば当然連想される大瀧詠一風のナイアガラ・サウンドとは随分違う印象で、どう聞いてもこれはキリンジの世界。ここで安易にナイアガラ亜流に行かないセンスは、さすがと言うべきだろう。
(キリンジのナイアガラ・サウンドも聞いてみたい気もするけど)
ショッピングモールの夏 ― 2010年07月10日 21時46分06秒

先日京都駅前に出来た、「イオンモールKYOTO」に行って来ました。なるほど大規模なことは大規模だけど、近年とんでもなく巨大な郊外型ショッピングセンターをいくつも見てるし、何と言ってもこの前西宮ガーデンズを見たところなので、そんなにすごいとは思いませんでした。しかしまあ、京都の駅前にこれだけの規模のものが出来たのは画期的かも知れません。イオンモールなのにイオンが無いとか、不思議なことにはなってますが。
冷房の効いたショッピングモールを歩いてると、夏だなあと思います。それは海辺や高原にいるのと同じくらいに強く。
冷房の効いたショッピングモールを歩いてると、夏だなあと思います。それは海辺や高原にいるのと同じくらいに強く。
初夏の信州、2010 ― 2010年07月19日 18時30分00秒


三連休の直前に、「長野の松代大本営跡に行こう」という話が急遽まとまり、「この際天気が悪いのは我慢しよう」と思っていたら、ジャストのタイミングで梅雨明け。おかげで初夏の信州の美しい景色を満喫してきました。
車で行ったのですが、往復の高速料金はわずか二千円ちょっと。一人頭で五百円です。距離は全部で約一千キロと、今の車を買って以来最長距離のドライブでしたが、休日千円のメリットを最大限まで活用してきました。
それにしても暑いのなんの。一泊目の菅平高原の朝は涼しくて非常に爽やかでしたが、日中に城跡だの町並みだのを歩いてる時は全員ふらふらでした。
(上の写真は菅平高原、下は安曇野の大王わさび農場)
夏空の下 ― 2010年07月22日 21時04分57秒

ちょっと高めの値段設定だったが、思い切ってつけた愛車のスカイルーフは、友人たちにも好評である。夏空を見上げながらドライブしていると、元気が湧き上がってくる。暑いんじゃないかって? そんなの構わない。それに、たとえエアコンをかけまくって走っても、この車はリッター16キロをマークしてくれるのだ。
ずっと続いてく夏も そっとまいあがる 鳥たちと 消えるんだ
どこまでも 流れてく 雲の切れ間 差し込む光に 手をかざして
ゆっくりと 過ぎてゆく 時間はホラ 僕らを包む かけ出して行こう
(ROUNDTABLE,「Bigwave」,「Bigwave2000」M-2)
ずっと続いてく夏も そっとまいあがる 鳥たちと 消えるんだ
どこまでも 流れてく 雲の切れ間 差し込む光に 手をかざして
ゆっくりと 過ぎてゆく 時間はホラ 僕らを包む かけ出して行こう
(ROUNDTABLE,「Bigwave」,「Bigwave2000」M-2)
ペンション 80's ― 2010年07月24日 20時55分11秒

先週の信州、菅平高原で泊まった宿は、80年代から時が止まったようなペンションだった。狭い部屋に4人で泊まるのは、学生時代を思い出して随分懐かしい感じだった。とにかく夜は何にもすることが無くて(無線LANでインターネットがつながったのは驚いたが)、みんな早く寝てしまったが、これが学生の頃なら意味も無く元気に夜更かししたのだろうなとは思う。
しかし朝はカッコウの鳴き声なども聞こえて、爽やかなことこの上もなかった。
しかし朝はカッコウの鳴き声なども聞こえて、爽やかなことこの上もなかった。
猛暑のプールサイド ― 2010年07月25日 18時45分54秒

梅雨明け以来のこの暑さ、早速いつものプールへ。EC-02で走ってても、風で涼しくなるどころか逆に熱気に包まれる始末で、体温よりも気温が高いと言うのはこういうことかと実感。
炎天下のプールサイドも、のんびり寝てる気がしないほどの暑さでした。
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