のたくり大臣 the Movie2009年02月18日 21時38分31秒

しかし、村上氏の講演の立派なことに引き換え、あの中川某とやらの会見の無様なことはなんだ・・と、本来は怒らなければならないのかもしれませんが、こう言ってはなんなんですが、あの会見はあまりにもシュールな面白さに満ちていたというのが正直な感想です。だって、現職の大臣のあんな会見が世界中に流れるなんて、スラップスティックとしか思えんですよ。海外メディアも、まともに批判すると言うより、ありゃ明らかに面白がってます。堅苦しくてつまらない日本人、というイメージと明らかにかけ離れてるのも、意外性があったのでは。

・・と書いて思い出したのが、筒井康隆氏の「のたくり大臣」という短編。筒井氏の小説のあらすじを紹介するなんて無粋な限りですが、これは三日間寝てない通産大臣が、大蔵大臣との会談を控えて必死で眠気をこらえるうち、布団に乗ったまま宙に浮かび上がるという無茶苦茶な小説。ですが、中川大臣のあの様子ならこれが可能かもしれません。

コメント

_ N村K太郎 ― 2009年02月22日 20時59分47秒

 ほんとだ。ありゃたしかに「のたくり大臣」そのもののシュールさでしたね。筒井氏の予言がまたひとつ当たったか……。
 それにしても、写真の壁画、そこはかとなく筒井的な雰囲気があります。

_ NZ ― 2009年02月22日 21時25分00秒

「スラップスティック」と書いて、「あ、そう言えば」と思い出したのでした。筒井氏の予言、確かに良く当たりますね。首相もあの世代でサブカル好きなら、読んでるかもしれない。
コメント書いてから、どの写真を使おうかと思い浮かべて、こちらも「あ、そう言えば」という感じで思いついたのでした。

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