祈り2007年11月11日 22時24分02秒

信仰心はほとんど持ち合わせていないことは自分でも知っているのだが、人の力ではどうにもならないことを願うとき、それはやはり祈りへと向かうことになる。

この子が、せめて再び元気にご飯(カリカリでも、鰹節でも良い)を食べられるようになりますように。もう一度自分で歩くことができるようになりますように。

家族全員がずっと元気でいられること、これ以上に大切なことはない。仏様も、八百万の神様も、きっと人間も動物も分け隔てなく救って下さるだろう。このような宗教が根付く国に生まれたことは、幸いである。

霊験あらたかなる2007年11月12日 22時15分11秒

猫が三日ぶりにご飯を食べ始めたという連絡が入り、ひと安心した。さすがは別格本山新薬師寺である。薬師如来様がちゃんと祈りを聞き届けてくださったのであろう。ありがたい限りである。何と言っても、新薬師寺の「新」とは、新しいと言う意味ではなく、「霊験あらたか」の「あらたか」を意味しているのである。お寺はやっぱり奈良である。

先ほど気付いたが、うちのテレビの上には昔新薬師寺でもらった、絵馬の形をした紙(こういうのは何と呼ぶのだろう)が「こねこめくり」カレンダーと並んでずっと置いてある。これも何かの縁であったに違いないのだ。

名城を訪ねる、今さらながら2007年11月17日 22時38分38秒


友人達と、姫路城に行って来ました。あれだけあちこち行ってるのに、実は姫路城の上まで行ったのはこれが初めて。あまりにも今さらで申し訳ないですが、やっぱり素晴らしいですね、この城。すぐ近くで見上げると、まあすごい迫力で、とにかく「恰好いい」の一言に尽きる感じ。そりゃまあ世界遺産にもなるわけです。欧米系の外国人観光客も、大喜びで写真撮ってました。

謎の乗り物、カーレーター2007年11月18日 11時29分54秒







なぜこの時期に突然姫路城かというと、山陽電車(神戸と姫路を結ぶ電車。距離は長いが、関西でも屈指の地味な私鉄)のただ券を入手したからなのだ。で、その券には「須磨浦山上遊園」への往復無料というのもセットになってたので、ついでに寄ってきた。

山上遊園からの眺望は、夕日をバックにした明石海峡大橋が美しく、なかなか良かったのだが、何と言ってもインパクトがあったのは日本で唯一という謎の乗り物、「カーレーター」。似たような謎の乗り物としては江ノ島の「エスカー」が(一部で)有名だが、ありゃただのエスカレーターだ。こちらは、正真正銘謎の乗り物。椅子のついた箱みたのが、ベルトコンベアに乗って上り下りするような仕組みなのだが、すごい揺れ方で写真がぶれまくるほど。これは世界遺産にすべきではないか。

ちなみに、かつては滋賀県のびわ湖バレイスキー場にもあったそうだが、これに乗って標高1000メートルを上るのは大変だったろう。スキーどころじゃなさそうだ。その後ここはゴンドラに変わったのだが、これもボロくて有名だったのが、今年の冬に最新の巨大ゴンドラに変わるそうで、楽しみだ。

宍粟市山崎、19:372007年11月24日 22時50分20秒

岡山県の八塔寺茅葺き民家集落を見に行き、それから津山に立ち寄ってその帰り道、どこか行ったことのない町へ寄り道して帰ろうかと地図を見ていたら、兵庫県の西端に宍粟(しそう)市というのが目に入った。大合併でできた市だなと、その中心と思われる旧山崎町の辺りを見ると、意外にも市街地の規模がかなり大きい。南隣の龍野の町よりも、一回り以上大きいようだ。通りもきれいに碁盤の目状で、風格が感じられる。こんなところに、これほどの町があったのかと思い、寄り道することにした。

で、実際に着いたのはかなり遅い時間になったのだが、これがなかなか良い雰囲気。町並みも残っているし、何よりも商店街が非常に味わい深い感じで、夢に出てくる町のような、ある種シュールとさえ言える空気を漂わせていたのだった(写真ではアーケードのようだが、実は屋根がない。通りの上に、蛍光灯だけが等間隔で並んでいる)。町の規模としては、丹波篠山に近い感じだった。

そう言うわけで、大合併も必ずしも悪いことではないな、と最近思い始めている。以前は、主要な駅があるのでもない限り、「町」の詳細までは把握しきれなかった(「市」なら大抵憶えている)のだが、合併で市になったために存在を認識することになった町というのが出てきている。そこそこの町にも関わらず鉄道が通っていない、この山崎は典型的なパターンだった。

宍粟市山崎、19:382007年11月25日 20時18分19秒

西兵庫信金本店前、ここだけは屋根が。

宍粟市山崎、19:392007年11月26日 22時13分29秒

3枚目。組写真風になりました。

夜景を撮る2007年11月29日 21時58分21秒

山崎の商店街写真は、ニコンのD40というデジタル一眼で撮ったものなのだが、どれも手持ちで撮影している。昔なら、こういう夜景を撮ろうと思えば三脚か何かに固定して、1秒以上のスローシャッターでないと撮れなかったのだが、ISO1600という超高感度が普通に使える(最近のニコンの一眼はノイズがかなり目立たなくなった)ようになったのと、強力な手ぶれ補正(VR)レンズのおかげで、普通にシャッターを切っても撮れるようになった。僕は三脚を忌み嫌っている(他人の邪魔になる場所で使っている人を見ると本気で腹が立つ)ので、こういう技術の進歩は嬉しい。上の写真は同じく山崎の町並みなのだが、これなど1/4秒でシャッターを切っていて、さしてぶれてないのだからすごい。近々出る最高機種のD3はISO6400が実用出来るそうだが、どんな写真が撮れるのだろうか。(高くて買えないが)