神戸、ルミナリエ前2006年12月02日 22時49分51秒

この時期の神戸が好きで、毎年のように出かけている。出かけると言っても大したことをするわけではなく、旧居留地をちょっと歩いて写真を撮る程度なのだが、クリスマスのイルミネーションがやはりきれいだ。昔はルミナリエにも何度も行ったし、「まちなみ街道」で特集したこともあったのだが、最近は人の多さが疲れるので敬遠している。そう言うわけで、ルミナリエ直前の神戸が、個人的にはベストの時期だと思っているのである。
(写真は「メディテラス」、プロバンス地方の町並みを再現したファッション・ストア。きれいです)

あきらめの歌に2006年12月04日 21時32分36秒

(小沢健二,「夢が夢なら」)

虹の都へ、行けたなら2006年12月07日 22時14分41秒

バブル期に学生時代を送った最後の世代(バブル崩壊の直撃を受けた最初の世代でもある)である僕にとって、スキーというのはただのウインタースポーツではない。いわば、心騒ぐ一大イベントだったのである。

今でも、当時のスキー関連のCMに使われた歌(高野寛「虹の都へ」「ベステンダンク」から、globeの「DEPARTURES」「Can't Stop Fallin' in Love」辺りまで)を聞くと、何とも切ないような気持ちになるのである。

二年くらい前まではほぼ毎年滑りに行っていて、特に上手とは言えないまでも、まず困ることはないレベルにはあった。しかし最近、常連メンバーの参加が子供が出来たりで段々厳しくなり、今年も難しそうだ。スキー企画の予定さえあれば、冬も元気なのだが、淋しい限りだ。
(写真は富良野スキー場にて)

世界はホワイト・ノイズの底に2006年12月09日 22時41分11秒

iPod(現在は、写真の二代目nano)に切り替えてからというもの、音楽を聴く時間が飛躍的に長くなり、これでは耳に悪かろうなあと気になっていた。できるだけ音量を小さめに聴くために、ノイズ・キャンセリングヘッドホンというのにずっと興味があったのだが、今日ヨドバシ梅田に行ったついでに、試しに買ってみた。ソニーのNC22というやつ。

効果は実に分かり易くて、スイッチを入れると、周囲のざわめくようなノイズがすっ、と消える。ボーカルが前に出てくるので聞き易く、音量をそれだけ下げられる。昔のカセットデッキで、ドルビーNRをオンにしたときの感じ、と言えば分かってくれる人もいるだろう。地下鉄に乗っているときが、一番顕著に効果があった。

しかし、この世界はそれだけノイズに囲まれているのだ、今まで気付かなかったけど。iPodの電源を切っていても効果は同じで、電気的耳栓としても使える。実際、飛行機で寝るときに使っている人もいるそうだ。 ところが、静かな部屋でスイッチを入れると、逆にかすかにノイズが聞こえてくる(空調の音は消える)。どうもノイズでノイズをうち消す仕組みらしいが、なんともすごい技術だ。

CDを買おう2006年12月13日 22時20分15秒

特にオーディオ趣味ではないので高いものは持っていないのだが、一応部屋には据え置きの単品CDプレーヤーがある。これにそこそこまっとうなヘッドホンをつないで音楽を聴くと、普段圧縮音源(iPod)で聴き慣れたのとはまるで別物の音なので、驚くことになる。聞こえる音の数が、全然違うのだ。外で聴くには充分なMP3だが、やっぱりちゃんとCDを聴くべきなんだなと、そんなときは思う。ネット配信は便利だけど、そんなわけで、本当に好きな音楽はCDで買い続けている。

摩天楼の地方都市(2)2006年12月15日 21時27分57秒

生駒山上から、大阪市梅田方向を。

光化学の街で 音もなく揺れる
赤 青 黄色 シグナル巡る
連れ立つ僕と 影法師
(キリンジ,「サイレンの歌」,「キリンジ3」M-12)

1983年のピンボール2006年12月21日 22時32分43秒

村上春樹氏の小説の中でも「1973年のピンボール」が好きで、なぜか英訳版まで買ってきた(英文を読む練習をしようと思ったのだ)ほどである。ところが僕の場合、実は「ピンボール」と聞いて最初に思い浮かべるのは、子供の時にコンピュータで遊んだテレビゲームのピンボールだったりするのである。

特に気に入って良く遊んだのが、「David's MIDNIGHT MAGIC」というゲームで、元々はアメリカ製。そのせいか、現代の目で見ればきわめてシンプルな画面ながら、何となくアメリカンな哀愁が感じられるのが好ましい。そもそもピンボールというゲーム自体にそう言うイメージがあることを思えば、ピンボールらしい雰囲気の再現に成功したテレビゲームだったと言えるだろう。

ちなみに、ウインドウズには標準でピンボールゲームが入っていることをご存じでしょうか? フリーセルなんかと違い、遊んでいる人を余り見かけないですが、なかなか良くできてます。一度お試し下さい。

クリスマスを求めて、in岡崎市2006年12月23日 22時46分53秒

恐らく今年最後の遠距離取材と言うことで、かなり以前から候補にしていた愛知県の足助に行ってきました。レトロな味わいのある、良い町でした。

で、クリスマスと言えば、見知らぬ町の繁華街を歩くのを楽しみにしている僕は、帰り道に岡崎市に寄ってきました。ところが、人口30万人を超える規模の町にしては、なんだか繁華街に勢いがなく、クリスマスムードがほとんどありませんでした。どんな小さな町でも、クリスマスを盛り上げようとしていればそれなりに楽しい雰囲気があるのですが、ここはどうも物足りなくて、結局恒例の名古屋駅のイルミネーションを見て帰ることになったのでした。ただ、本町通りの近くで、東海地方の名物「コメダコーヒー店」に初めて寄ることができたのは、ちょっと嬉しかったです。
(写真は、岡崎市本町通りにて)

名駅クリスマス・イルミネーション2006年12月24日 21時26分03秒


(昨日の続き)
さて、そう言うわけで恒例の名古屋駅のクリスマス・イルミネーションを見ることになったのでした。二年前にも見ましたが、年々パワーアップしているようにも思えます。クリスマス=名古屋という僕のイメージも、段々確固たるものになっていくような。

それにしても、かつての名駅と言えば、メルサにナナちゃん、あとは地下街ばかりというイメージで、大都会の玄関口とは思えなかったのですが、近年目を疑うような超高層ビルが何本か立ち、都会らしくなってきました。しかし、繁華街としての集積のなさは相変わらずで、ビルを出ればやっぱり地下街にしか居場所がないのでした。大阪で言えば天王寺レベルの雰囲気で、やっぱり名古屋は車で遊びに行く郊外型都市なんでしょうね。栄まで出ればだいぶましなんですが。ただ、念願の味噌煮込みうどんは、たいそうおいしかったです。