アートの補給 ― 2021年04月11日 18時49分01秒







昨日は改装後初めて、京都市京セラ美術館(旧京都市美術館)へと、「うたかたと瓦礫《デブリ》という現代アートの展示を見に行ってきました。
美術館の建物自体を見たかったのが半分、久しぶりにアート成分を補給したかったのが半分というところですが、元の建物をそのままに大幅改装された美術館自体はやはり見ごたえがありました。色々、思うところもありましたが。
平成以降の災害をモチーフとした展示のほうも、規模は大きくはなかったのですが思わず見入ってしまうような内容のものが多く、会場内を行ったり戻ったりと、何度も鑑賞してしまいました。
やはり圧巻なのは、展示室の壁を埋め尽くした、各種災害をテーマとした展示で、ほとんど毎年のように何かが起きているのだということを改めて認識しました。
正直、コロナ禍の中で現実感がかなりおかしくなってしまっていて、さらなる非現実である現代アートを見たいという気持ちが薄れていたのですが、災害をテーマとしたこの展示は、今の現実と完全につながっているもののように思えました。
瓦礫はいつも常に、すぐそばに転がっているのだと。
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