今年はありません2020年12月06日 21時10分57秒




毎年恒例の、京都駅大階段前のツリーですが、今年は中止。例年、かなりの人だかりとなるので止むを得ないでしょう。
こちらは、1年前に撮ったものですが、先代スマホなのであまり良い写りではありません。

河原町の教会も、今年はクリスマス集会中止だそうで、イルミネーションもやらないようでした。
どこか出かけても、自粛でイルミネーション中止では仕方ないんだよなあ……。

江若鉄道、旧近江今津駅2020年12月13日 13時50分57秒


(右側がホーム屋根の跡)

(駅舎玄関側。この右側には、バス乗り場の屋根が続いていた)


(広大だった構内の雰囲気が分かる)

かつて、滋賀県の浜大津と近江今津の間をつないでいた江若鉄道というローカル私鉄があり、その後国鉄が同じルートに湖西線を建設するに当たって廃止になったのだったが、線路跡はその大部分が湖西線の下になったものの、50キロに及ぶ長大な路線だったので、あちこちに痕跡が残っている。

中でも最も貴重だったのが、終点の旧近江今津駅舎が残っていたことだったのだが、取り壊されるという記事が出たのを数年前に目にしたことがあり、もう残っていないのだろうと思っていた。
ところが、改めて調べて見ると、活用を前提に保存される方針に変わったということで、ちゃんと残っているらしい。
それならばということで、見に行ってみることにした。

写真の通り、三角屋根が特徴的なかわいらしい建物で、いかにも駅舎らしい姿が原型をとどめている。
整備活用となると、やはり資料館とかカフェとかだろうが、ガラス戸などが取り付けられているホームの屋根部分などは当時の形に復元してもらえるとなお良いかも知れないと期待してしまう。




(痕跡が明瞭な築堤)

(川の左右に残る橋台)

近江今津の市街地南方の数百メートルに渡っては、湖西線と並行するように廃線跡も残っている。
築堤が、平地を横切るように続く様子も分かりやすいが、小さな川にかかっていた橋の橋台が、向かい合うように残っているのが何と言っても嬉しい。

近江今津のクリスマス2020年12月20日 13時09分10秒









滋賀県の近江今津は、旧今津町を含む5町1村が合併してできた高島市の中心地の一つで、湖西線の駅の他に竹生島への観光船が出る今津港があるなど、今でも高い拠点性を有する町。
駅前には、「ローラン名小路」という、通りの距離としてはかなり小規模ながら、綺麗に整備されたアーケード商店街もあり、少し歩いた国道沿いにはショッピングセンターなども立地します。
そうは言っても、クリスマスムードというのはさすがに無理があるだろうと思ったのですが、アーケード内のショーウインドウ内にツリーやランプなどの飾りつけもあり、いくらかはそれらしい雰囲気を感じることができました。さすがは一部の特急も停車する湖西有数の拠点、と言ったところです。

今年はかなり厳しい状況ながら、京都と隣接区域でわずかに撮影できたクリスマスの風景をどうにか例年通り掲載します。
なお、まちなみ街道別館の「地方都市のクリスマス」も更新しました。昨年の山口市などを掲載しています。

西脇市のクリスマス2020年12月21日 20時07分38秒









西脇市は古くからの、兵庫県北播磨地域の中心都市。とは言っても、人口は四万人弱程度の小さな町で、かつては市内の中心部を走っていたJR鍛冶屋線も、1990年に廃止されてしまっている。
しかし、旧西脇駅跡には、バスターミナルやホテルなどが入る巨大な施設が立っていて、町の中心地としての位置づけを保とうとしているのが感じられた。

その複合施設の辺りから杉原川を渡った東側、コミュニティーセンターとコープのある交差点沿いの緑地では、ツリーや道沿いの電飾などのイルミネーションも実施されていた。決して大規模なものではなかったが、何だかこの町を応援したくなるような、見ているとそんな気分になるのだった。

京都三条会のクリスマス2020年12月23日 20時48分22秒













京都のアーケード商店街と言えば、新京極や寺町京極が有名なのですが、この辺りは観光客向けという色彩も濃くて、一般的な都心の繁華街、というのとはちょっと趣が違っていたりします。その辺りが京都らしい、とも言えますが。

これに対して、堀川通の西側という、都心繫華街とはちょっと離れたエリアにある三条会商店街は、通りの長さなどの規模は大きいものの、地元の住民向けという感じの、ちょっとレトロ感もあるようなアーケード商店街で、一時は少し寂れ気味にも感じられました。

しかし、その西端に近い二条駅周辺が大規模再開発で新たな拠点化したこともプラスになったのか、今では活気を取り戻しつつあるようです。
そうは言っても、特別にクリスマスらしい雰囲気はないかもと思ったのですが、試しに行ってみたら、ちゃんとイルミネーションも行われていました。
ささやかなものではあるのですが、何せ延長がかなりあるものだから、意外に見ごたえがありました。歩いていても、なかなか楽しかったです。

洛西ニュータウンのクリスマス2020年12月24日 20時58分29秒









洛西ニュータウンはその名の通り、京都市の西端近くに造成された、市内でも珍しい大規模ニュータウン。計画人口は四万人に及ぶ。
その中心部である「タウンセンター」には区役所の支所の他、バスターミナルや「ラクセーヌ」というショッピングセンターが集まっており、核店舗として高島屋の支店まであるというなかなかの規模となっている。
元々は、神戸の西神中央のように、地下鉄がここまで来るはずだったが、今となっては全く目途が立っていない状況で、バスしか交通手段がないという厳しい状況となっているが、逆にそのためか「ラクセーヌ」はまずまずの賑わいを見せているようだった。


西神中央ほどの規模ではないとはいえ、ニュータウンの中心ということで、恐らくは何らかのイルミネーションなどが見られるのではないかと思って訪れてみたが、予想通りだった。「タウンセンター」の各所でイルミネーションが施されていて、住民の人なのだろう親子連れが楽しそうにスマホで写真を撮ったりしていた。