続・散歩の日々 ― 2020年11月03日 20時53分17秒






夏がどんなだったかあまり思い出せないまま、寒さにやられるこの時期が今年もやってきた。
いわゆる寒暖差アレルギーのようなものらしく、体のあちこちに色んな不調が出るが、とりあえず対症療法でだましだまし乗り切りながら、気分転換にカメラを持って近くをうろついてみたりもする。というか、カメラを使いたいという気持ちのほうが強いかも知れない。新しいものは買えないけど。
夕暮れの伏見稲荷など、行こうと思えばいつでも行けるわけだが、実際に行ってみるとさすがに素晴らしく。京セラ本社前を通りがかると、少し紅葉が始まっているようで、ビルの前に置かれたベンチで、しばらく空を見上げながら陽を浴びたりした。
残念ながら、大阪のコロナ陽性率が再び急上昇している(すでに8月下旬と同水準)。この間、不要不急の投票やらでああいう状況だったから仕方ないが、いずれこちらにも波及するだろう。また動けなくなるだろうけど、どこかクリスマスの景色くらいは見に行きたいな。
奥永源寺の秋 ― 2020年11月15日 20時14分06秒







遠出する気にもならないしと、このところ全然車に乗ってなかったのですが、ちょっと買い物に行こうと思って久々に走らせようとしたら、何とバッテリーが弱っていてシステムは起動するものの、エンジンがかかりませんでした。そこまで乗ってなかったとは。
昔ならロードサービス呼ぶところですが、幸い今はジャンプスターターというモバイルバッテリーみたいなもの(スマホなどの充電機能もある)ですぐに復旧可能なので、さっそく取り寄せて再始動できました。一応、常備しておくことにします。
しかしこういうことではまずいので、もうちょっと乗るようにしないと、と思っていたら、昨日は非常に良い天気。
適当に高速を走って滋賀のほうでも行こうか、と地図を見てたら、そう言えば奥永源寺のほうに一度行こうと思っていたことを思い出しました。近くも遠くもなく、距離も手ごろ。
お寺のほうの永源寺は紅葉スポットらしく、駐車場が満車で渋滞するくらい人が集まっていて意外でしたが、奥永源寺まで行けばそこまでではなく(それでも道の駅は結構にぎわってましたが)。
そこからさらに山側に入って、政所などの集落がある場所まで着くと、もうここには観光客の姿もありません。
その地名からも分かるように古くからの歴史の文化を持つ場所で、かつては木地師の集落として、また政所茶でも知られています。静かでごく小さな集落ながら格式が感じられて、晩秋の空気にぴったりの趣がありました。
集落の規模はこちらのほうがずっと小さいけど、昨年末に、萩市の佐々並を歩いた時のことを思い出しました。満たされた気持ちになりました。
静かなるレジャー・旧鍛冶屋線跡を歩く ― 2020年11月23日 17時19分12秒


(旧鍛冶屋線跡、鍛冶屋駅・中村町駅間。鉄橋が見事)




(キハ30がホーム跡に保存されて、まるで現役のような旧鍛冶屋駅)

(復元された旧市原駅。切符売り場は当時のものを保存)


(旧野村駅・旧西脇駅間。彼方に西脇の市街地が見える)
行楽シーズン真っただ中の三連休、しかも関西は天気も割と良くて、大量の観光客があちこち繰り出しているという状況。
ところが、すでに大阪のコロナ陽性率などがかなりまずい状況になっていて、突然GOTOの見直しなどという話も出てきましたが、手遅れの感があります。
そういう訳で、あんまり出かけるべき状況でもないのですが、先週同様に車で現地に直行して、人のいないところを歩くなら問題なかろうと、昨日は兵庫県の旧鍛冶屋線の廃線跡を見てきました。
町並み歩き以上に人に会うことがなく、まさにこの時代に打ってつけの次世代型レジャーと言っても過言ではないでしょう(過言です)。
鍛冶屋線は、加古川線との分岐点である旧野村駅(現西脇市駅)と、西脇市の中心だった西脇駅との間は、廃止どころかかなり輸送量があったにも関わらず、その先の区間が振るわずに廃止になったという悲運の線で、その無念さを伝えるように駅跡などが色々整備されて残っているというので、前から興味がありました。
まずは、ホームにディーゼルカー(キハ30)が止まった状態で保存されている鍛冶屋駅をゆっくり見学。まるで現役の駅のような姿で、これは素晴らしかったです。
それから、次の中村町駅跡(旧・中町の中心駅だった)との間の線路跡(自転車道になっている)を一部歩きましたが、当時の姿をとどめる鉄橋が特に見事でした
。
続いて資料館として復元されたという市原駅を見学し(復元にしては内装が良くできてると感心してたら、切符売り場は当時のものだそうです)、最後に旧西脇駅から旧野村駅の間の廃線跡を少し歩きました。
旧西脇駅跡には、バスターミナルとホテル、ホールなどが入った巨大な複合施設ができていましたが、周囲は正直にぎわっているとは言えず。ここまでの区間だけでも、残せたら良かったのに。
かつての姿を想像しながら、町なかも少しだけ歩いてきました。

(旧西脇駅前)
今年もまた、と言いたいところだが ― 2020年11月29日 20時28分03秒

今年も、この時期がやってきました。
苦手な冬場における最大の楽しみ、クリスマスの街歩きをまたやろうと思っているところなのですが、言うまでもなく微妙な情勢。
黙々と商店街などを歩いては写真を撮るだけなので、特段問題はないだろうとは思うものの、やっぱり状況を見ながらでないと遠出の予定は入れにくい感じです。出かけた先で不安がられるようでは、やはり申し訳ない。
去年の山口市は良かったなあと、写真を眺めるばかり。まあ、無理のない範囲で、出かけようとは思います。
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