UMPC10年ぶり2019年02月03日 20時17分32秒

GPD PocketとLooxU



この数年間、メインの持ち歩き用文章書きマシンとしてandroidタブレットであるNexus7に外付けのキーボードを付けて使用し続けてきたのだが、何せほとんどいつも持ち歩いているものだから、見た目もかなり痛んできた。
しかし、タブレットを買い替えたりしたら縦書きのエディタが使えなくなってしまう(今使っている「さみだれエディタ」はすでにストアから消滅して幻のアプリと化している)という問題があった。
こうなるとWindowsが動いて500グラム程度のPCが一番良いわけで、つまりは昔の「UMPC」である。実際、Nexusの前には富士通LooxUというのを持ち歩いて使っていた。
ぴったりなのが中国のメーカーから出ているGPD Pocketで、登場時はかなり話題になり、ずっと購入を検討はしていたが、迷ううちにGPD Pocket2も出たりして、なかなか実際に買うところにまでは至らなかった。

で、先日某Sofmapに立ち寄ったところ、使用感のほとんどない初代GPD Pocketの中古が売られていて、これが安い。paypayの残高も丸々残っていたので、入手することにした。
ところが持ち帰って起動して見ると、wifiがつながらない、ファンの挙動がおかしい、充電が不安定とトラブルだらけの個体で、前のオーナーがほとんど使わずに放りだしたのはそういうことらしい。しかし、この機種に関しては不具合wikiが充実しているので、それを見てパッチを当てたりドライバーアップデートをかけたりしてやって、どうにか安定させることができた。この手の特殊なガジェットに手がかかるのは、まあ昔から変わらない。

LooxUと並べてみると、重量はわずかに軽く、サイズはずっと小さいが、画面はむしろ大きい。外付けだったNexus7に比べると、キーボードもずっとしっかりしている。CPUはCherryTrail最上位のZ8750でメモリは8GBも搭載されているから動作は軽く、しかしバッテリーはもつし、ほとんど言うことがない感じである(使い方からするとオーバースペック)。
LooxUを買ったのが2009年1月のようなので、ちょうど10年ぶりのUMPCということになったのだった。