夜の和歌山市内を歩く2018年12月09日 16時24分55秒


(和歌山市駅)


(旧・丸正百貨店のフォルテワジマ、二枚目はレストラン街)

(ぶらくり丁)

(和歌山駅前)

南海和歌山市駅のあの立派な駅舎が取り壊されたらしい、と聞いて驚いたのは何か月か前でしたが、久々に和歌山市内の様子でも見に行こうかと思って、昨日の夕方から出かけてきました。
和歌山市駅にたどり着くと、当たり前ながらあの駅舎は影も形もなく。新しく、おしゃれな駅舎が建つということなので期待したいところですが、かつて和歌山の表玄関だったあの駅舎が無くなったのは、やはり寂しい感じでした。南海は乗降客数が激減しているとかで、タカシマヤも撤退してしまい、持て余していたのだろうとは思いますが。

そこから歩いて、かつての(と言ってはいかんのかも知れないが)和歌山市の中心繁華街だった、ぶらくり丁の商店街へ。ほぼ20年前に倒産して閉店した、老舗の丸正百貨店を再利用した「フォルテワジマ」という複合施設にも立ち寄りましたが、店内には百貨店時代を思わせる雰囲気がまだ残っているようでした。営業していた当時にも行ったことがあるのですが、記憶はあまりありません。
ぶらくり丁自体は、なんとか商店街としての形を保とうと苦闘している様子でしたが、昔訪れた時の賑わいはもはやありませんでした。丸正の倒産が与えた打撃からはやはり回復できなかったようで、丸正向かいの入口にあったマクドナルドが無くなっているのが象徴的でした。しかし、ぶらくり丁の灯を消すまいと頑張っている感じは伝わって来て、心に残りました。

最後はJRの和歌山市まで歩きましたが、ここまで来るとようやく人口40万弱の都会、という感じがしました。結局、都心がこちらに一極集中してしまったわけですが、この規模の都市で、三つに分散した中心地を全て維持するのは難しいのだろうと思います。淋しいことですが。

ちなみに、あちこちでイルミネーションが行われていて、クリスマスの雰囲気はかなりありました。こちらはまた別途掲載します。

(在りし日の和歌山市駅、タカシマヤ閉店セールをやっていました)