地下の泉2018年05月27日 20時22分22秒



(泉の広場)


(トレビの広場)

梅田地下街《ダンジョン》の終着点としても知られる「泉の広場」の噴水が2019年に撤去されるという話を聞いた。ある年齢以上の関西人にとっては「泉の広場上る」というCMのフレーズでもおなじみだろう。
この前久々にミナミのなんばCITY辺りを歩いたところだが、比較的よく出かけるキタにしても最近はルクアとかグランフロントばかりでホワイティとかの地下街を歩くことは少ない。水が流れる地下街と言えば阪急三番街だが、そちらもほとんど立ち寄ることがなくなっているので、セットでふらりと歩いてきた。

延々歩いてたどり着いた泉の広場は、そう言えばこんなのだったなあ程度の感じ(昔とは改装されている)ではあったが、地下にこういう場所があるのは貴重で、開放的な感じさえするのがとても良い。
阪急三番街の「川」は子供の時に大好きで、この「トレビの広場」にかかる橋が特に好きだった記憶があるのだが、こちらもさすがに相当に様子は変わっている。

いずれにせよ、息詰まるような感じになりがちな地下街にこういう空間を作ったというのは、高度成長期の大阪はまだ力と余裕があったんだなあと思わずにいられない。
泉の広場には「水の都・大阪のシンボル」という当時の市長名入りの銘板があったが、ならば残したほうが良いのではなかろうか。昨今の大阪は、こんな話ばっかりだけどね。