GW後半・天王寺七坂を歩く2018年05月13日 09時54分09秒


(口縄坂)

(聖源寺坂)

(天神坂)

(走馬神事)


連休後半は、本来ならもう一日うらみちあんないの取材を行う予定だったのだが、管理人が珍しく(というか今までに例が無い)急病とのことで中止となってしまい、日程が空いてしまった。
遠くへ行く気分にはならないので、ふらっと大阪市内を歩きに行くことにした。上町台地の西端に「天王寺七坂」というのがあり、この辺りは多数の神社が集まる寺町として知られているのだが、その辺りを散歩してから難波に立ち寄ろうという感じで出かけてきた。

難波・天王寺・上本町のいずれのターミナルからも1キロ程度しか離れていないという、まさに都会のど真ん中ではあるのだが、寺院の塀や門と石畳の坂が歴史的な趣のある景観を作り出していて、ちょっと別世界のような感じがするのが面白い(良く見ると、寺院の向こうにラブホテルの派手な看板が見えていたりする)。殺風景と思われがちな大阪だが、こういう場所も残っているのである。人は少なかったが、マップを手にした観光客と思われる人も、わずかに見かけた。

坂を上がったり下がったりした後、難波へ向かう途中で生國魂神社に通りがかると、ちょうど「走馬神事」というのを行っていた。昔は本当に流鏑馬をやっていたようだが、今は回転する木馬の上から矢を射るという行事になっている。ちょうどその二日前に下鴨神社での流鏑馬にも参加した射手の皆さんということで、ほんのすぐ目の前で矢を射るところを見ることができて、なんだか得をしたような気分になった。

帰り際には予定通りなんばパークスをうろついてきたが、下寺町から10分程度歩くだけで一大繁華街というギャップはなかなか面白いものであった。しかし、ミナミにもすっかり縁がなくなった。わざわざ京都から大阪に買い物に出ること自体、あんまりなくなってしまったのだけど。