世界遺産・万田坑の竪坑櫓2017年06月18日 20時23分12秒







先日の熊本旅行の日程打ち合わせの際(1泊2日にも関わらず、参加メンバーの立ち寄り希望地が輻輳したため珍しく実施した)、うらみち管理人が「万田坑には行かないのか」と言い出した。
万田坑は先日、「九州・山口の近代化産業遺跡群」の一つとして世界遺産登録された、三池炭鉱の中心だった場所なのだが、三池と言えば福岡だと思い込んでいたので、虚を突かれた気がした。
写真を見ると、立派な竪坑櫓が現存していて、これは見に行かねばならない。というのも、ちょうど今竪坑櫓の出てくるものを書いているので、実際に見ることができるのなら大いに参考になるはずなのである。
そういう訳で、日程がさらにタイトになるのを承知で、万田坑を一日目の目的地に追加したのだった。

現地で見学ツアーに参加し、設備を一通り見てきたわけだが、やはり目の前にあの竪坑櫓がそびえ立っているのを目にすると非常に迫力があり、テンションが上がった。で、想像に基づいて書いていたのと比べてどうだったかと言うと、実は案外違いは感じられず、原稿の大幅な手直しにまでは至らなそうである。一応はそれなりに資料に基づいて書いていたから、そんなに無茶なことは書いていなかったのだと思う(一部、以前訪れた生野銀山を参考にしたりはしていた)。
実物を見たことがプラスに影響するのは確かにしても、しかし取材が全てでもないな、ということが改めて感じられたのだった。

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