野島断層保存館2017年01月17日 18時52分46秒






先月、淡路島を訪れた際に、野島断層保存館というところに立ち寄った。
ここは、阪神・淡路大震災の際にずれた断層が保存されて展示されているという施設で、庭の裏手を断層が走っているというお宅もそのまま残り、震災直後の様子が再現されている(非常に頑丈な造りで倒壊を免れたが、家の中があちこち歪んで、部屋にいるだけで酔いそうだった)。淡路島には何度も行っているのだが、普段あまり通らない北西側なので、訪れたのは今回が初めて。

各種展示物を見ていると、あっという間に記憶がよみがえり、声を失ってしまうほどであった。「飼い主を探すのか、被災地に集まってくる犬や猫」という、猫が悲壮な顔で鳴いている写真が、特に印象に残った。当時は、被災動物のことは今ほどはクローズアップされていなかった気がする。

ここには地震を体験するシミュレーターというのがあって、東日本と阪神・淡路の実際の揺れを再現したものを、ダイニングを模した場所で体験することができる(揺れ始める前にはテレビに速報も出る)。
最初に東日本、次に阪神・淡路の順番なのだが、特に揺れの時間が短い阪神・淡路の揺れはすさまじく、まともに椅子に座っていられないほどで、シミュレーターとわかっていても恐ろしかった。京都での揺れとは桁違いで、あれが直下型地震というものなのだろう。また機会を見つけて行ってみようと思う。

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