忍耐とそうめん2016年08月13日 21時03分16秒




(貴船での優雅な休日)

初の山の日だった木曜日、いつものメンバーで貴船の川床に流しそうめんを食べに行ってきた。
とだけ書くと風流なものなのですが。

「貴船そうめん企画」はもう何年も前から案があって、行こう行こうと言いながら一向に日程が決まらなかったのだが、今回はなぜかすんなり決定。ところが、その決定した日がお盆前の11日。予約は受け付けておらず、ネットで調べると夏場の休日は三時間待ちとかにまでなるらしい。普段なら、行列して飯を喰うやつなどアホでしかないという考えで一致している某メンバーだが、通常は五ケタ前後のお値段を覚悟しなければならない川床で、1300円で昼飯が食べられるというのだから一度は行ってみたい。待つのもネタのうちということでOKが出た。待つといっても、整理券をまずもらってから貴船神社を参拝したりして時間をつぶせばいいということなので、それなら構わないだろうという目算もあった。

甘かった。出町柳で叡電に乗る時点から、観光客で満員なのを見て嫌な予感はしたのだが、そのほぼ全員が貴船口で降りた。貴船に集まる観光客の数は尋常ではなかった。貴船口からのバスを二台見送った。整理券をもらうだけで1時間半行列した。3時間半という待ち時間は、券をもらってさらにそこからの話だった。整理券の受付でそう言われた瞬間、全員に死相が浮かんだが、もう後には引けない。
時間つぶしでどこかで涼もうと思ったが、辺りは観光客であふれかえり、しかもそんなところにあろうことか車で突っ込んでくる他県ナンバー(多くは関東)が狭い道で立ち往生、まさに地獄絵図である。

流しそうめんにありついたのは、貴船到着五時間後の午後四時になった。食べている間は「次お前取れや」などと大盛り上がりで大変に面白かった。川床は実際大変に涼しく、素晴らしい。達成感はあった。しかし、疲れ果てた。
あれは五ケタを平気で出せる、富裕層が行くところという結論になりました。ピークを避けた平日ならだいぶ違うのかも知れないが。


(貴船神社の参拝客行列)