京阪間指向/守口散歩2016年05月22日 19時31分22秒






最近、観光客多すぎでお茶を飲むにも苦労する京都市内にまた足が向かなくなってきて、休日は郊外方面に買い物などに出かけることが増えた。特に、京阪沿線の衛星都市なら京阪特急で二十分以内、樟葉は駅降りたら目の前に巨大ショッピングモール(しかもイオンではない)、枚方市も先日駅のそばに馬鹿でかい蔦屋書店がオープンしたりと、歩く必要がないのも便利である。

京阪電車と言えば、京街道に沿って走っている区間が多いので、ついでに一駅分京街道を歩いてみたりすることもある。
街道跡が非常にわかりやすいのがやはり枚方市、そして案外知られていないが守口市内にははっきりと街道跡が残っている。

守口の駅から少し歩くと、道路の上を横切る年季の入った陸橋があって、一見廃線跡風にも見えるが、これが京街道なのである。秀吉が伏見・大坂間の道として整備した文禄堤の名残(ここ以外ではほとんど残っていないらしい)で、普通に街道(写真二枚目)を歩いていると気づかないが、実は市街地よりも高いところを通っているので、他の道と交差する部分ではこういう陸橋になっているのである。
町家は昔に比べてかなり減ってしまい、古い町並みとしては今一つの感じなのだが、この地形が面白い。街道を外れようとすると、必ず階段などを下ることになる。見事な高低差っぷりなので、ぜひタモリさんにも歩いてみてもらいたいと思う。


(枚方駅前)

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