西宮散歩2016年05月21日 21時05分05秒






この前、「すごいぞ! 私鉄王国・関西」という本を買って読んでみたらこれが面白くて、私鉄が大好きだった子供の時のことを思い出した。
関西の大手私鉄五社では、近鉄が最も長い付き合い(奈良県内はほぼ近鉄の支配下にある)で、次が京阪、阪急も通勤で使っていたことがある。一方、南海は和歌山や泉南方面に行くときにまれに乗るだけ、阪神は姫路への直通特急にわざわざ乗ろうとでもしない限りまず乗ることがない。それで、久しぶりに阪神電車に乗ってみたくなって梅田へと向かった。
行き先は特にないので、阪神名物とでもいうべきジェットカー(日本一の高加減速を誇る)に乗り、そう言えば西宮って阪急の西宮北口しか知らないなと思って、阪神西宮で降りた。

西宮の名所と言えば、西宮神社くらいしか知らないので、まずそちらへ。さすがに戎神社の総本山だけあって立派なもので、中の庭園も落ち着いた雰囲気が良い。ちなみに境内を囲む大練塀は、「日本三大練塀」だそうである(そんなものがあるらしい。あとの二つは三十三間堂と熱田神宮だそうな)。

さてあとはどうしようかと思ったが、西宮というと灘五郷の一つとして知られる清酒の銘醸地で、白鹿本社の周辺に記念館などもあるというので、そちらへ向かってみた。ここで出会ったのが、その白鹿の創業者だという辰馬家の邸宅だという、見事な擬洋風建築。周辺もちょっとだけ古い町並みのような雰囲気で、サイトに掲載するほどの規模ではないけれど、ちょっと儲けものの気分だったので、ここに写真を載せておきます。