鉄道を失った町2014年10月17日 21時43分07秒

(旧恋路駅跡)

能登半島には「のと鉄道」という第三セクター鉄道があって、今でも穴水までの路線が運行されているが、つい十年ほど前まではその穴水から半島の先端近い蛸島までの路線があり、さらにその数年前までは輪島までの路線もあったのだが、残念ながらどちらも廃止されてしまった。

地元の人たちはよほど無念だったのだろう。輪島や宇出津と言った主要な町の駅跡には、かつて鉄道があったことを伝える立派なモニュメントが作られていた。地名も今でも「○○駅前」のままである。恋路駅のように、線路もホームもそのままに足漕ぎ式トロッコの駅として利用されている駅もあった。
輪島なんか相当有名な観光地だし、間もなく開通する北陸新幹線がもし十年早く金沢まで来ていれば、鉄道も生き残ることが出来たのではなかろうか。
観光で訪れただけの我々も、何だか無念な気持ちになったのだった。



(旧輪島駅跡)


(旧宇出駅跡)

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