われらの船だ2014年08月07日 20時23分27秒



新生キリンジの第一弾アルバム、「11」を発売日の昨日に入手。
正直、キリンジ弟の脱退(=実質的解散、だと思った)の後はキリンジ関連のニュースを見る気にもならないくらいに落胆して、さすがに最近はそんなことは無くなったとは言え、ヤス抜きでのバンド編成のキリンジってどんなもんだろうと期待より不安が大きいという感じだった。

今回のアルバム発売もかなり嬉しかったが、内容的にはまず聴いてみないとなんとも、と思いつつ買ったのだった。
しかし、これがなかなかいい。いや、かなりいい。曲も詞もアレンジも非常に力が入っているし、キリンジ兄も一生懸命歌っているし、新たに加わった女性ボーカルが素晴らしい。
キリンジ兄弟以外のボーカルとなると、ちょっと「SONGBOOK」を聴いてる気もするが、そもそもあれは名盤だ。

実は初回限定版のDVD付きのがあったようだが、僕が買いに行ったJeugia本店に二枚だけ残っていたのは通常版だったようで、その点が少々残念。
しかし、夏らしい天気だった今日一日このアルバムをずっと聴けたのは大きな意味があって、やはり昨日買えたのはよかったと思う。
ともかく、あの落胆を思うと、これからまだこういう音楽が聴けるんだと本当にほっとした感じ。
次はヤス(「馬の骨」で続行するのかな)の新作が楽しみだ。