久多の友禅菊2014年08月04日 21時02分59秒



昨日はいつものメンバーで、京都市北部の山間部を大原・久多・花脊・旧京北町周山とぐるっと回ってドライブしてきました。海やプールに行くのも夏だけど、山あいの道を走って集落を巡るのも、また夏の恒例行事の感じで楽しかったりします。
対向困難な、本当に狭い道が多いのですが、この辺りを昔から何度も走ってきたおかげで、いわゆる酷道を走るのにもかなり慣れました(酷道ファンに人気の477号もこのエリアです)。
ちょうど久多では友禅菊が満開で、かやぶき屋根の民家と相まって、実に絵になる風景が見られました。天気はもう一つでしたがその分涼しくて、快適さを満喫してきました。

われらの船だ2014年08月07日 20時23分27秒



新生キリンジの第一弾アルバム、「11」を発売日の昨日に入手。
正直、キリンジ弟の脱退(=実質的解散、だと思った)の後はキリンジ関連のニュースを見る気にもならないくらいに落胆して、さすがに最近はそんなことは無くなったとは言え、ヤス抜きでのバンド編成のキリンジってどんなもんだろうと期待より不安が大きいという感じだった。

今回のアルバム発売もかなり嬉しかったが、内容的にはまず聴いてみないとなんとも、と思いつつ買ったのだった。
しかし、これがなかなかいい。いや、かなりいい。曲も詞もアレンジも非常に力が入っているし、キリンジ兄も一生懸命歌っているし、新たに加わった女性ボーカルが素晴らしい。
キリンジ兄弟以外のボーカルとなると、ちょっと「SONGBOOK」を聴いてる気もするが、そもそもあれは名盤だ。

実は初回限定版のDVD付きのがあったようだが、僕が買いに行ったJeugia本店に二枚だけ残っていたのは通常版だったようで、その点が少々残念。
しかし、夏らしい天気だった今日一日このアルバムをずっと聴けたのは大きな意味があって、やはり昨日買えたのはよかったと思う。
ともかく、あの落胆を思うと、これからまだこういう音楽が聴けるんだと本当にほっとした感じ。
次はヤス(「馬の骨」で続行するのかな)の新作が楽しみだ。

プールサイド・ミュージック再び2014年08月08日 20時41分59秒





今年はプールのあるホテルに泊まる機会もないし、何よりも近くのプールが昨年の災害からまだ完全復旧していないので、プールサイドに寝転んで日光を浴びながら本を読んだり、音楽を聴いたりすることができない。
せっかくの夏なのにそれでは残念なので、昨日は久々に割引券をもらって大津プリンスホテルのプールに出掛けて来た。ここに来るのは三回目である。
超高層のホテルの真下にあるこのプール、目の前にびわ湖も見えて、なかなかのリゾート気分になれる。正規料金だとさすがに高いが。

三時間ほど、思い切り陽を浴びながらキリンジの「11」を聴いたり、柴崎友香を読んだり、その合間にクロールで泳いだりしていたら、すっかり陽に焼けてしまった。そうすると急に元気になった気がしてきて、今年の夏は何となく沈みがちだと思っていたのが、嘘のように気持ちが晴れてしまった。夏はやっぱり夏らしくしないとダメなのだ。
しかしこんな高級なプールばかり行ってられないので、近所のプールはよ復旧しておくれ。以前の200円から値上げしてくれても構わないから。

町並み写真館「中津川」2014年08月10日 12時50分17秒



まちなみ街道の町並み写真館に「中津川」を追加しました。
ここも載せないと、とずっと思っていてなかなか順番が回らなかった町並みです。
この土日は台風直撃で出掛けることもできないし、更新作業にはぴったりの週末でした。
小さな町並みも、どこか更新しようと思います。

さざなみHDD2014年08月14日 20時51分16秒



カーナビの音楽ライブラリに、スピッツの「さざなみCD」が入っていて、自分で入れたものではないから恐らく弟辺りのCDから取り込んだのだと思うのだが、数年前の夏のドライブでふと聴いてみるとこれがなかなか良くて、それ以来ドライブで良く聴いている。

しかし、カーナビにしか入っていないわけだから、当たり前だが車以外では聴くことができない。「さざなみHDD」というわけである。それはそれでドライブの想い出になるしいいか、とも思っていたが、やっぱりiPodでも聴きたい。それにCDが無いといずれカーナビがクラッシュした時にどうしようもないので、ようやくCDを購入した。これで、電車で出掛ける時も聴ける。
それにしても、今年の夏は嫌がらせのように天気が悪い。この前のプールに行った日が、唯一夏らしい天気の日だった。





(スピッツ,「僕のギター」,「さざなみCD」M-1)

微妙なキャンプ2014年08月18日 20時25分04秒





この土日は昨年に引き続き恒例の丹後半島キャンプ、の予定だったのだが、当日が近づくにつれて天候はどんどん悪化し、朝に集合した時点ではどうも京都府北部は豪雨になるんじゃないかという状況。
この時点では、京都市内は時折青空がのぞく位の天気だったので。うらみち管理人は脳天気に、とりあえず現地に向かえば何とかなるなどと言うのだが、さすがにそんなリスクは取れない。とにかく、少しでも前線から遠い南へ向かおうということになった。

ところが、我々が奈良に着いた辺りから、京都府内では記録的な豪雨が降り出した。五条通で車が水没したとか、考えられないニュースが入ってくる。命拾いした、と喜びながらさらに南へと向かい、途中で発見した不動窟鍾乳洞(ここは面白かった)などに立ち寄りながら、最終的には三重・和歌山県境に近い下北山村のキャンプ場に到着した。目の前がダムというものすごいロケーションだったが、立派な温泉もあり、設備は上々。

しかし、やはり雨から完全に逃れることはできなかった。結局夜には雨が降り出し、一晩中降ったり止んだりの繰り返し。テント内の蒸し暑さも尋常ではなく、到底快適とは言えない状況。結局同行のメンバーはろくに寝られなかったようだ。

朝になっても、朝食を作り始めたらまた突然雨が降ってくるなど、どうにもいらいらさせられる状況。もう山の中は嫌だ、海のほうに降りようと熊野市を目指したが、ちょうど花火大会があるらしく、なぜか朝からすでに道路が規制されていて、大渋滞している。これも諦めて、結局そのまま帰途へ。
まあ、丹後半島に行っていたら本気で大変なことになっていただろうし、文句は言えないが、この夏のメイン企画としてはどうにも物足りなさの残るキャンプになってしまった。

加太線は江ノ電風2014年08月22日 21時31分10秒






いまいち不発だったキャンプの明くる日は、まあ予想はしていたが素晴らしい夏空が広がる快晴。いい加減疲れてはいたが、あんまり悔しいのでやっぱり出掛けることに。
近場で、キャンプでは見られなかった海があり、町並みや神社もあって、などと考えてみると、前々から一度乗ってみようと思っていた南海加太線で加太まで行くのが良さそうだという結論になり、さっそく出発。

加太線は、南海の和歌山市駅を起点とする(南海本線紀ノ川駅で分岐)単線のローカル線で、終点の加太は古い歴史のある港町。淡島神社の門前町でもあるようだ。
車窓からは海の見える区間もあり、どうも何かに似ているなと思ったら、そう言えばちょっとだけ江ノ電に似ているのである。七里ヶ浜ならぬ二里ヶ浜という駅もあり、沿線の磯ノ浦は関西におけるサーフィンのメッカなのだそうである。
僕は関東には憧れを感じないのだが、湘南エリアのあの雰囲気だけは好きなので、思わず嬉しくなってサザンの「忘れられたBIG WAVE」を聴きながら電車に揺られていた。

加太にはなかなかの町並みが残っていて、神社もいくつもあり、町巡りのあとはしばらくビーチで寝っ転がったりと、まさにこれこそ夏の旅。十分満足して帰ってきた。
しかしこの路線、もうちょっとうまく宣伝すれば少し人気が出そうなのにな。

夏の終わりに2014年08月31日 22時56分39秒


今年の八月は土日が五回もあったにも関わらず、そのほとんどが必ず曇りや雨というひどい天気だった。西日本の今年八月の日照時間は、記録的な少なさだったらしく、本当に夏らしくない夏だった。
まあ、天気の良さそうな日を狙って夏休みをちょこちょこと取ったので、一応は夏らしいこともできたわけだが。

今週も、予報ではあまり天気が良くなさそうだったのだが、幸いにして実際にはまずまず好天で、昨日今日とかなりあちこち出掛けることが出来た。最後の最後にこういう天気に恵まれると、なんだか納得が行ったような気分になる。

写真は黒塚古墳(城跡でもある)から眺めた柳本の町。蝉の声を聞きながらこんな風景を眺めていると、ああ夏も終わりだなあと心から思うのだった。