続・モバイルギア2014年07月06日 10時37分33秒



このところ久しぶりに、集中して文章を書くモードに突入していて、数年かけて書いてきた原稿がようやく完成へ向かい始めた。
基本的に外のカフェとかで書いているわけだが、執筆用のメインとして使っているのは、先日も触れたLOOX Uとキーボード付きのNEXUS 7。
初代iPadの登場後、一時はキーボード付きの小型機が壊滅寸前まで行ったのだが、結局この手の需要はなくならないらしくて、タブレットでの代用が十分可能な状況になってきたのはありがたい。NEXUS7の軽快な動作は、今まで使ってきたモバイルマシンの決定打という感じさえするほどだ。

シグマリオン1/3
リナックスザウルス、IS01などと色々買い換えてきたこの手の機械だが、一番最初に買ったのが1996年の初代モバイルギアMC-K1で、まだモバギ人気が盛り上がる前のことだ。液晶は白黒4階調で、乾電池駆動式だから今でも普通に動く。
わずか500グラムで、まともなキーボードで文章が打てるというのは僕にとってはものすごく画期的だった。DOS化も完了しているので、400枚クラスの長文テキストでもエディタで難なく編集できて、今でもポメラ辺りより実用的かも知れない。

一応表計算機能も入っていたので、その頃から家計やらスケジュールやらもCSVデータで残すようになったのだが、今ふと18年前のその中身を見てみると、住宅ローンを除く年間の支出額は今とほとんど変わっていない。デフレということもあるんだろうけど、そもそもあんまり生活水準を上げないようにしてきたからなのだろう。一度贅沢すると簡単に戻れなくなるのは、少し上の年代の人たちを見てきたバブル世代として、良く知っているからね。