Wine1.72014年06月23日 20時29分43秒



以前にも書いたことがあるけど、Linux上でWindowsのアプリケーションを動作させる「Wine(WINE is not an emulator)」というソフトがあって、XPのサポート切れと同時に完全にXubuntuマシンとなったUMPCのLOOX Uで秀丸エディタなどを動作させるのに重宝している。

ただ、Wine1.6ではうまく縦書き表示ができず、やむなく横書きで使用することになってしまっていた。アンドロイドのNexus7なら縦書き用のさみだれエディタが使えるので、最近では外付けキーボードを付けたNexus7のほうが出番が多くなっていた。

ところが、先日ネットでWine1.7へのアップグレードという記事を見かけた。1.7はまだ開発段階だと思っていたのだが、結構普通に使えているらしい。そこで、試しにターミナル経由で(「sudo apt-get install wine1.7」って奴です)Wineのバージョンを1.7.18に上げてみた。
すると、どうだろう。秀丸が当たり前のように縦書き表示で動いているではないか。かな漢字変換も、設定を「トゥルーインライン変換」にしてやればちゃんと縦書きで行われる。スクロールなどの動作速度も、XPで動かしていた時よりも早いくらいである。これは素晴らしい。

これでLOOX Uはまだ延命できそうな気配である。とにかく、XubuntuだとXPで使っていた時とは桁違いに動作が軽いのだ。
この調子でWineがどんどん改良されていけば、そのうち本当にWindowsは不要になるかもしれない。僕としては、ニコンのCaptureNX2が動いてくれれば嬉しいのだが。