来るべき旅立ちを前に2014年06月05日 21時55分15秒



今年は東北に行こうと決めていたわけですが、明日から三年ぶりに秋田へ行ってきます。
前回は秋田と言ってもほぼ角館で丸一日過ごしただけの感じでしたが、今回はかなり南のほうまでぐるっと巡る予定。

あの時は、行きは寝台特急日本海だったわけですが、残念ながら今はもう廃止されてありませんので、往復とも飛行機。
このところ、旅行と言っても中国や東海など比較的近場が多かったので、こんな遠くまで行くのは久しぶり。飛行機に乗るのも、考えてみれば前の東北旅行以来です。
古い町並み系も、何カ所か見てきたいと思います。

秋田旅行20142014年06月10日 20時21分48秒



日曜日の夜に、秋田から帰ってきました。
2泊3日ながら、秋田市→男鹿半島→象潟泊→鳥海山→矢島→小安峡温泉泊→湯沢→横手→六郷湧水群と、かなり盛りだくさんの日程で、約600キロの長距離ドライブとなりました。
山形や、岩手・宮城県境近くに至るまで、秋田県南部をぐるっと回ったような感じです。

ちょうど東北が梅雨入りしてしまい、目算が狂ったと思ったのですが、幸い同行のハイパー晴れ男がその能力を全開で発揮したおかげで、三日間ほとんど晴れというすばらしい天気にも恵まれました。

今回のメイン目的地で、家の中に蔵がある「内蔵」が有名な横手市増田の町並み(最近、重伝建地区に選定されました)をゆっくりと見られたのも、大変嬉しかったです。

とにかく、ずっと行きたいと思っていた東北地方を久しぶりに訪れることができて良かったです。
それにしても、伊丹・秋田便が離島便並のプロペラ機(Q400)だったのには驚きました。関西と東北の間は、やっぱり行き来が少ないんだなあと改めて実感しました。

(男鹿半島・入道崎)

(象潟の夕陽)

(小安峡温泉の大噴湯)

(増田の内蔵)

(男鹿にて昼食)

(離島便でおなじみ、Q400。歩いて乗り込みます)

プロペラで飛ぶ空2014年06月14日 20時55分38秒



この前も書いたが、プロペラ機(ボンバルディアのDHC-8 Q400)に乗る機会が妙に多い。
まあ、あんまり主要な路線に乗らないからなのだが、プロペラ機の場合伊丹での搭乗口からしてものすごい外れにあったりして、乗る前から「ああ、今回もプロペラだな」とわかる。

とにかく狭いし、良く揺れるし、静かとも言い難いのだが、何せ四列しか席がないので、必ず窓に近い座席に座れることになる。おかげで過去に乗った時にも、かならず雲海や地上の町が写った写真が残っている。これは結構嬉しい。
またいつかそのうち、Q400に乗る機会が必ずあるだろうけど、巨大なエアバスの四列シート真ん中で窮屈にするより、例え座席が少々狭くても、こっちのほうがずっといいと思っている。
間もなく、離着陸時のデジカメ使用が解禁されるようなので、大阪の夜景なんかも撮れるんじゃないかと楽しみだ。






プロペラ機の機窓から・おまけ2014年06月15日 20時16分35秒



今回の帰りのフライトは、雷雲を避けたとかで奈良県を生駒山上空から南へ縦断した後で、北向きにUターンして伊丹へ向かうというコースを通り、実家の最寄り駅だの法隆寺だのを遊覧飛行気分で眺めることができた。ただ、残念ながら着陸態勢に入ってからだったから、写真を撮ることはできなかった。

「地方都市のマニア」を自認している僕であるが、おかげで主要な都市であれば、上空からの眺めだけでそこがどこの町かをある程度当てることが出来る。
今回の往復では雲が多く、残念ながら大阪・奈良以外の主要な町を見ることはできなかったが、一カ所だけ佐渡島の両津を見つけることができた。その名の通り、町の両側を海と湖(加茂湖)に挟まれた砂州の上にある町なので、わかりやすい。
写真も撮ってみたが、中央少し右側辺りに、砂州の上の市街地が写っているのがお分かりいただけるかなと思う。

忠犬マンデイ2014年06月21日 20時56分58秒



テレビドラマの影響で、モンゴメリの「アン・ブックス」の翻訳者である村岡花子さんが話題になっている。そこで思い出したのが、以前読みかけて中断していた、「アンの娘リラ」という小説。タイトル通り、アンの娘が主人公の作品なのだが、僕にとっての主人公はむしろ、作中に登場する犬のマンデイ。
このドッグ・マンデイは、第一次世界大戦で出征した飼い主をひたすら待ち続ける忠犬で、何年もの間、飼い主であるジェムが旅立った場所である駅から一歩も離れることなく、列車が到着する度にジェムを探し回る。実にけなげなのである。

先日ようやく最後まで読み終えたのだが、特にラスト・シーン(ではないのだが、正確には)は本当に感動的で、胸を打たれる。図書館で読んでいたのだが、涙があふれてちょっと困ったほど。特に犬好きの方には、ぜひとも読むことをおすすめします。猫好きが読んでも感動すると思うけど、猫の扱いがどうも悪いんだよなあ、残念ながらこの小説。モンゴメリさんはむしろ猫好きだったという話もあるんだけど。

ちなみに、村岡さん以外の訳でも同じ場面を読んでみたのだけど、感動の度合いは村岡訳のほうがずっと上だった。さすがというべきだろう。
(写真は非実在仔犬)

町並み写真館「黒石」2014年06月22日 15時51分03秒



まちなみ街道の町並み写真館に、青森県の「黒石」を掲載しました。
先日の秋田旅行で、東北方面の町並みが少し補充できたので、今回は青森の町並みを選びました。
しかし気づいてみると、このところの更新分は三回連続で重伝建地区の町並みだったりします。贅沢な更新の仕方なのですが、まだストックがそこそこ確保出来ているので、しばらくは大丈夫そうです。

Wine1.72014年06月23日 20時29分43秒



以前にも書いたことがあるけど、Linux上でWindowsのアプリケーションを動作させる「Wine(WINE is not an emulator)」というソフトがあって、XPのサポート切れと同時に完全にXubuntuマシンとなったUMPCのLOOX Uで秀丸エディタなどを動作させるのに重宝している。

ただ、Wine1.6ではうまく縦書き表示ができず、やむなく横書きで使用することになってしまっていた。アンドロイドのNexus7なら縦書き用のさみだれエディタが使えるので、最近では外付けキーボードを付けたNexus7のほうが出番が多くなっていた。

ところが、先日ネットでWine1.7へのアップグレードという記事を見かけた。1.7はまだ開発段階だと思っていたのだが、結構普通に使えているらしい。そこで、試しにターミナル経由で(「sudo apt-get install wine1.7」って奴です)Wineのバージョンを1.7.18に上げてみた。
すると、どうだろう。秀丸が当たり前のように縦書き表示で動いているではないか。かな漢字変換も、設定を「トゥルーインライン変換」にしてやればちゃんと縦書きで行われる。スクロールなどの動作速度も、XPで動かしていた時よりも早いくらいである。これは素晴らしい。

これでLOOX Uはまだ延命できそうな気配である。とにかく、XubuntuだとXPで使っていた時とは桁違いに動作が軽いのだ。
この調子でWineがどんどん改良されていけば、そのうち本当にWindowsは不要になるかもしれない。僕としては、ニコンのCaptureNX2が動いてくれれば嬉しいのだが。

あじさいの庭で2014年06月29日 21時04分22秒



矢田寺のあじさいを見に行くという話が突然決まって、今日は後輩の車で奈良の大和郡山へ。
さすがにかなりの人出でしたが、それにしてもものすごい数のあじさいがこれでもかと咲き誇っているのには驚きました。周囲を見ても、上を見上げてもどこもかしこもあじさい、というのは酔ってしまいそうな感じがするほどでした。
すぐ近くに住んでいたこともあるのに、これほどのものとは知らなかったというのは(昔見たこともあるんだろうけど)なんだか不思議で面白かったです。