森の国2012年10月06日 22時31分05秒

毎年恒例の、いつものメンバーでのキャンプ。今年は大山の麓のキャンプ場。ちょっと遅めの時期になったが、思ったほど寒いということもなく、なかなか快適。油断していて寒さに不意討ちされた去年の高山キャンプは大変だった。
虫の声を聞きつつテントで寝るのもなかなかいいものだ。そろそろ眠くなってきたぞ。

地平線を追いかけて2012年10月08日 14時29分24秒


鳥取でのキャンプから帰ってきました。
東は鳥取市から、米子・境港まで、ほぼ鳥取県を横断して島根県までのコースだったわけですが、大好きな鳥取・島根の、いかにも山陰らしい鄙びた風情を満喫することが出来て、楽しい旅でした。

二日間とも天気はもう一つで、時には滝のような雨にも遭遇しましたが、なぜか観光で歩き回っているような時は太陽が顔を出し、美保関でも広瀬でも、町並みの散策中は陽が射す風景を撮影することができました。(「まちなみ街道」参照)

特に印象的だったのが、倉吉から大山に向かう途中、海岸沿いの国道九号線を西へ向かっていた夕暮れのひと時で、分厚い雲の下から顔を出した太陽が、正面の地平線へと沈むのを見ながらひた走っていると、何か胸に込み上げてくる思いがありました。

巨大な夕陽ということで、先日亡くなったばかりの船村のおやっさん(=大滝秀治氏)への追悼の思いも込めて。

(まちなみ街道の町並み写真館「広瀬」の写真を更新しました)

パーキング・エリア2012年10月14日 13時18分35秒



閉店後の、深夜のパーキング・エリア。自販機コーナーだけが、我々を迎えてくれる。
静けさの中、とりあえずほっと一息つける安心感。
昔のハンバーガー自販機なんかがあると、もっといいのだけどね。

バブルの頃や2012年10月24日 18時46分58秒


バブル期真っ只中だった学生時代、その雰囲気は十分に享受したものの、個人的には(周囲の友人にも)さほど金は無く、朝に銀行で1000円下ろして、それで一日生活するという感じだった。食事は学食なら二百円くらいで食べられたし、マクドナルドが当時初めて期間限定で売り出した百円バーガーにはみんなで飛びついた。
移動の足は後輩から2万円で譲り受けた源チャリ(写真)だった。市内はもちろん、これで高野山とか赤目四十八滝くらいまで遊びに行ってたのだからすごい。雪だろうがなんだろうが、電車代をケチってこれで走った。
(この源チャリ、結構長生きして、EC-02と入れ違いに廃車にしたのだから、20年以上走ったことになる。)

旅行は必ず18切符で、みんなで九州だの高知だの新潟だの出かけていた。一部屋一泊四千円の旅館に三人で泊まったりした。
溜まり場になっていた友人の家は広い代わりにぼろぼろで、畳に一夜にしてきのこが生えたり(あれは驚いた)、床が抜けたり、中庭(京都の町家なので、そういうのがある)一面が水溜りと化して正体不明の虫が大発生したり、もうめちゃくちゃだった。
七千円(だったかな?)のシャツを着てきた先輩(後のうらみちあんないの「お兄さん」)を、みんなで「このブルジョアが、高いシャツ着やがって」と吊るし上げたこともあった。バブルとは思えない情景である。世間ではDCブランドの何万円もするシャツが当たり前みたいに売れてたのだが。

とにかく、暇と元気はあったから、十分面白おかしい毎日を送ることができた。世間のムードが浮かれ返っていたし、こっちも暗い感じには全然ならなかった。いよいよ大変になったのは、バブルが崩壊した就職の時になってからだ。

今思うと、あの時期に金がなくてかえって良かったと思う。下手に金なんかあったら、とんでもなく無駄な使い方をしたかもしれないし、その結果価値観もおかしくなったかもしれない。大学自体は比較的金のかかる私立だったし、実際高級車を自慢げに乗り回してるような同級生も結構いたりしたのだ。あの連中、今はどうしてるやら。