「セカイ系」だとか言うならば2009年02月17日 23時21分32秒

本棚の写真にも写っているのだが、僕は村上春樹さんの小説のファンであって、エルサレム賞の授賞式における村上さんの講演には、やはり感動したのであった。「システムと個のぶつかり合い」は、この作家が一貫して、それこそデビュー当時からずっとテーマとしてきた内容であるわけだが、それがこうしてついに世界的問題と直接にリンクすることになったわけである。

ところで、僕が書いた文章のうちで、最も多く世の人に読まれたものは、「そうだ、村上さんに聞いてみよう」という本に載った、村上さんへのメールの内容だろうと思う。もう十年以上も前のことだけど、村上さんから返事が来たときは嬉しかったな。

(写真は、梅小路公園で日向ぼっこする猫)