死の谷、屯鶴峰2007年06月09日 23時39分15秒


今日は、「屯鶴峰」(どんづるぼう)というところに行ってきました。火山活動によって出来た凝灰岩が、1500万年間の浸食によって深い谷を形作っているという奇勝で、草木もろくに生えない、まさに「死の谷」とでも呼ぶべき特異な景観を形作っています。あまりに非現実的な風景なので頭がくらくらするのですが、大変険しい崖なので、足元にかなり気をつけて歩かないと危険でした。

で、この屯鶴峰の場所ですが、大阪府と奈良県の境目、奈良県香芝市にあります。香芝と言えば日本有数の人口増加を誇るニュータウンで、実は屯鶴峰のすぐそばまで、新興住宅地ができてます。山奥でもなんでもありません。周囲を森に囲まれてるので気付きにくいのですが、高速道路も鉄道もすぐそばを走っていて、大阪からもすぐ行けます。すぐ近くの町に長く住んでいた僕でさえ、知りませんでしたが、そんな場所にこんなグランドキャニオンみたいな奇勝があるというのは、何ともすさまじいですね。お勧めですが、到底安全な場所とは言えないので、訪問は自己責任で。