湖西の鉄路2006年09月02日 20時49分17秒

大津市歴史博物館で開催中の、「ありし日の江若鉄道」展を見てきました。江若鉄道は、滋賀県の大津と今津を結んでいた、規模の大きなローカル私鉄で、同じ区間に国鉄湖西線が開通したことによって廃線になったのでした。昔、廃線跡を歩いたことがあって、興味がありました。

さて、展示はなかなかの盛況でした。地元の人が多くて、「これに乗って学校に通ってたんや」などと想い出話をしたり、ギャル風の女の子が「うちの横に駅があったの!」と素直に驚いているところを見るのはちょっと面白かったです。

写真は、浜大津付近の「大津絵橋」に転用された廃線跡。橋を支える橋台が当時のものです。橋の前後の区間も遊歩道になって残っていました。

半径20kmの2006年09月03日 21時29分28秒

今日は何にも予定がなく、EC-02で植物公園まで出かけて、ベンチでただ本を読んでいました。「小説吉田学校」を読み返してるのですが、権力の座を争う人々の気持ちというのは、僕には良く分かりませんね。ドラマ的には面白いんですが。

ところでそろそろEC-02が来て一年が近づいてるのですが、僕のように遊びで時々乗るという使い方だと、行動半径20kmというのはやはり辛いなと感じ始めています。何も考えずにぼーっと走り続けることができない。むしろ、通勤など決まった距離を走る、実用バイクという面のほうが強いのかもしれません。改良型バッテリーが出ないかな。

更新情報2006年09月06日 23時03分04秒

まちなみ街道の町並み写真館に「御手洗」の写真を新規掲載しました。
数日前ですが、同じく「伊予大洲」も内容を全面改定しています。

蕎麦は、義務2006年09月09日 23時16分42秒

入手しづらいことで知られる、ニコンの手ぶれ補正つきズームレンズが偶然手に入ったので、テストを兼ねて兵庫県の出石に行って来ました。「使い勝手は良いが、写りはそれなり」的な話を聞いていましたが、僕レベルには充分きれいな写りでした。豊岡で暗い市場の中で撮影したときには、手ぶれ補正(VR2)がさっそく役に立ってくれました。

さて、出石は観光客ですごい賑わいでした。それにしても、そば屋の数が半端ではありません。どんどん増えているのではないか。道行く観光客も「ほんとにそば屋ばかりだ」と呆れてました(そう言ってる人を数組見かけた)。そういうわけで、やっぱり僕も皿そば食べてきました。この町に来た以上、それは義務なのです。打ちたてで、おいしかったですが。

クレイジー・サマーを見送って2006年09月10日 21時57分01秒

奴らの夕暮れ
あぁ 君のまぼろし
クレイジー・サマー
寄せては返す波と光の中
砂をつかむ思い
(「クレイジー・サマー」,キリンジ)

更新情報/7年ぶりに2006年09月11日 20時44分58秒

まちなみ街道のアクセスカウンターが、突然すごいスピードで増加し始めたので、何事かと思ったら、Yahoo!Japanさんの「今週のオススメ」に選んでいただいたようなのです。一日足らずで、普段の二ヶ月分を越える方が来訪して下さっています。相変わらず、すごい威力です。

相変わらずというのは、実はほぼ7年前、サイトを開設したばかりの頃に一度新着オススメに選ばれたことがあるからなのです。その時は週間ではなく一日だけでしたが、当時はまだ一日数件しかアクセスがなかったのが、その日だけは1000ヒットを越え、それ以降も安定して来訪してもらえるようになりました。今回は、その時の数倍の方が来て下さってるようです。

そういうわけもあって、数日前倒しで、町並み写真館に「肥前浜宿」を掲載しました。

城崎にて、15分間2006年09月14日 22時20分10秒

出石に行った帰りなのですが、列車の待ち時間を潰すために、一旦城崎温泉駅まで行き過ぎてから帰ってきました。わずか15分ほどでしたが、城崎の町を学生時代以来、十五年ぶりに歩くことができました。それにしても、なんだか少し切ないような気持ちになって、やっぱり温泉場って良いものだなと思いました。何と言っても、あの城崎なのだからなおさらなのでした。

民家博物館を、巡る(1)2006年09月18日 23時51分51秒

台風で大荒れと言うことだったこの三連休、幸い関西は直撃を逃れて案外良い天気でしたが、さすがに遠出という感じでもなかったので、前から行きたかった民家博物館に行って来たのでした。

土曜日には奈良の県立民族博物館、今日は大阪の日本民家博物館に行ってきました。どちらも屋外に移築された古民家が並んでいて、自由に見ることが出来ます。

奈良のは無料というのが素晴らしく、実家の近くと言うこともあって何度も来ているのですが、奈良の民家ばかりなのでさすがに比較的見慣れた感じ。ただ十津川村の民家は、何度見ても特異なもので、感心するのでした。(写真)

更新情報2006年09月20日 21時57分42秒

まちなみ街道の町並み写真館に「善光寺門前」の写真を新規掲載しました。

民家博物館を、巡る(2)2006年09月22日 23時44分52秒

奈良県立民族博物館は奈良県の民家のみの保存・展示だったわけですが、日本民家博物館のほうは、名前の通りというか全国の民家が保存されています。ここは、大阪の服部緑地内にあるのですが、どうもあまり知られていない気がします。ちなみに、入り口となっている長屋門は、元財務大臣塩川正十郎氏(「塩爺」ですな)の生家から移築されたものだったりします。

さて、入ってまず目を惹かれたのは宮崎県の秘境、椎葉の民家でした。ここは重伝建地区にもなっていて、いずれは行かにゃならんと思っている場所なのですが、さすがに何とも迫力のある、独特の造りなのでした。オーソドックスな(と僕には思える)奈良の民家をまとめて見た後だけに、余計に違いが際だって見えました。台風の直後だったせいか、屋根の一部が損傷しているのが、ちょっと心配でしたが。