夢で、逢えたら2005年12月11日 19時32分33秒

 唐突だが、一度でいいから竜巻というものが見たいものだと、そう願っている。竜巻のことを考えただけで足がすくむほど怖く、「ツイスター」を見た後は精神バランスを崩したほどなのだが、それでも見たいのだ。
 それほど憧れている相手なわけだから、夢にも見る。年に数回は、出てくるのではないか。あんまり頻繁に見るものだから、段々おかしなことになってきている。例えば、こんな夢。

 愛する女性が、エレベーターの中で倒れているのを発見する。自慢じゃないが、好きな人が困っていれば命も投げ出しかねない僕だから、(他の人なら迷わず見捨てる)あわてて駆け寄り、救急車を呼ぶ。やってきたのはタクシーを白く塗ったような不思議な救急車だが、とやかく言っている時間はない。彼女を乗せる。

 しかし、彼女の病気は大したことがなかったらしく、病院に行く途中で意識を取り戻す。にっこりとお礼を言われて、「ああ良かった」と幸せに浸る僕が車窓を見ると、何とそこに巨大な竜巻が見える。最近のパターンだと、「いつも夢でしか見られなかった竜巻が、ついに目の前に!」と驚くわけなのだが、今度の夢はさらにその先がある。「竜巻が見えると言うことは、これは夢なのではないか。大体、僕は彼女にあまり良く思われていないはず、こんなシチュエーションはあり得ないはずだ」
 途端に、僕は夢から覚める。

更新情報2005年12月12日 20時50分37秒

久しぶりに、まちなみ街道に新規の町並みを掲載しました。徳島の、脇町の町並みです。良かったら、ご覧下さい。
元々このブログは、まちなみ街道内のコンテンツとして始めたものですので、たまにはこういう告知も。

HALT2005年12月14日 20時24分27秒

繁華街2005年12月20日 22時44分38秒

地方都市の繁華街が好きで、昔はそこを歩くためだけにわざわざ旅に出たことがあるくらいだ。それなりに賑わって、一通りのものが揃ってはいるのだが、何かが足りない感じがする、その一瞬の寂しさが好きなのだ。特に、クリスマス時期は良い。人もまばらな夜のアーケードの下、クリスマス・ソングが流れるのを聞きながら町を歩く、これが僕にとっての、理想のクリスマス。

キリンジ兄弟の冬2005年12月21日 20時49分49秒

先日刊行されたコラム集、「あの世で罰を受けるほど」も面白く、それぞれの2枚のソロ・アルバムと合わせて、今年はまさにキリンジ兄弟の冬です。この例年になく厳しい冬において、随分に大きな心の慰めとなりました。i-Radio「キキキリンジ」の存在を知ったことも大きいかな。とにかく、創作者・表現者であり続けることを目指そう、自分の創り出したものが、誰かに届く日を夢見続けようと、改めて思うわけなのでした。
(写真は、久々にGRdigitalで、奈良県桜井市のパン屋さんにて)

とけて流れりゃ、みな同じ2005年12月22日 22時09分19秒

タイトルは、「お座敷小唄」から。
今日の京都は、12月としては珍しい大雪で、一日中降り続きました。雪は夜まで溶けずに残り、ご覧のような雪景色を撮影することができました。(写真は、京阪三条の「KYOUEN」にて)
恐らく三連休初日の明日も、山沿いなど、場所によっては雪が残るのではないでしょうか。観光で来られる方には、良い記念になるかもしれません。

回想2005年12月23日 07時56分34秒

届け続けてきたのは精一杯のものだったから、何も返してもらえなければ、いずれ空っぽになって力尽きることは初めから彼には分かっていた。
ただの人に戻ってしまえば、離れて行ってしまうとしても、引き止める力ももう残っていなかった。できるのは、祈ることだけだ。願わくば、その行く先に苦難のないことを。不幸な選択枝が、二度とその目に入らないようにと。
あとほんの少しでも、暖かい気持ちを返してくれれば、全く違ったはずだ。心変わりしたわけではない。冷たい壁を前に、ただ力尽きただけなのだ。

交わしたはずのない約束に縛られ/破り棄てようとすれば後ろめたくなるのは何故だ/手巻きの腕時計で永遠は計れない/虚しさを感じても手放せない理由がこの胸にある (Drifter,「Fine」M-10,キリンジ)

ラスト・クリスマスよりも2005年12月25日 23時15分25秒

去年のイブは、一応それなりにクリスマスらしい過ごし方をしたものでしたが、結局そのまま何も進まなかったのは、一年後の今では当然と思えます。結局、一緒にいたい人は、たった一人なわけなのだから。

さて、今年の三連休は、昔からの仲間が遊びに来たり、同じく長いつきあいになる仲間のところへ遊びに行ったり、とにかく楽しく充実した時を過ごせました。あんまりクリスマスは、関係なかったけど。

フィッツジェラルド「リッチ・ボーイ」の主人公と同じく、ある種のあきらめが支配しつつあるこのごろだけど、少なくとも仲間はまだ失っていない。今後も、失うつもりはないのです。

(写真は大阪中之島にて、GRdigitalで。偶然、船の写真が続きました)

ディープ・スペース・コミュニケーションリンク2005年12月27日 21時33分05秒

ただ普通に、何気ない言葉を交わせる、それだけのことが大きな意味を持つ時だってある。そこに姿を現したのが、本来の自分であるのなら。

フェイバリット 歩こう/惜しみない賛辞で/ささくれた心が寝付くまで/あの空の柔らかい太陽の産毛に/目を閉じれば何かが そうさ/安らかになる(フェイバリット、「Fine」M-3、キリンジ)
(写真は神戸にて、GRdigital)

どこにいても2005年12月27日 21時58分57秒

先日、携帯電話を買い換えました。というか、契約していた電話会社が親会社に合併されたのに伴って、会社自体を変更したのですが、この数年間の技術の進歩には驚くばかりです。前の機種ではメールと、簡単なネットワークサービスが使えた程度だったのですが、今度のは普通にインターネット上のサイトが見られます。外からでも自分のサイトを確認したりもできるのですが、まあそこまでネットにはまりこむのは、さすがにどうかという気はします。それにしても、もはやこれは「電話」ではないね。