ある日、世界の終わりが2005年11月20日 20時44分07秒

鳥インフルエンザウイルスが変異する可能性が、取りざたされている。ウイルスが動物などの体内で突然変異を起こし、ヒトに感染する可能性があるというのだ。そうなれば、ヒトに免疫がないために爆発的に流行し、多数の死者が出る可能性があるのである。

と来れば、思い起こさずにはいられないのが、小松左京氏の大作SF「復活の日」。インフルエンザの変種(厳密には違うのだが、説明は略する)によって世界が滅びるというこの小説においても、最初に発生するのは鶏の大量死なのである。この作品の場合は、ウイルスは突然変異ではなく、人為的に作られた細菌兵器なのだが、しかしよく似た状況ではある。

違うのは、今度の新伝染病には抗ウイルス薬が効くと考えられている点だ。もし実際に大流行が発生すれば、自分の家族、そして自分にとって大切な人(たとえ自分がその人にとって、特別な存在になれないとしても)を守るために、どんな手を使ってでも、僕はその薬を入手しようとするのではないか。そして実際に世界を滅ぼすのは、そのエゴイズムのほうなのかも知れない。

(伊勢鉄道・東一身田駅、GRD)

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